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2025年1月13日 ネヘミヤ記2章

  • hccnichigo
  • 1月13日
  • 読了時間: 3分

『城壁再建への旅』


 エルサレムには全てのユダヤ人たちが戻って来たわけではありませんでした。(7章に初めに、戻ってきた民の人口明細があります)。 その後何回かにわたり、かなりの人数がエルサレムに戻ったこともしるされていますが、ソロモン王によって建築された壮大な神殿を覚えている者にとっては、この紀元前515年、ダレイオス王の治世に主の宮は完成したものの、かつて黄金に輝いていたエルサレム、この町全体が、かなりお粗末に見えたのかもしれません。 そうは言っても、徐々に周りの城壁と城門が整えられてゆく、ひたすらその努力をする様子がネヘミア記には記されています。ネヘミア2章は紀元前445年の話ですから、神の宮が完成してからすでに70年が経過した時の話のようです。エズラが帰還してからさらに13年ほどたって、ネヘミアが召命を受けてエルサレムに向かった時の出来事です。

 

 さて、今まで学んでいたエズラ記も同時期に書かれたネヘミア記も、共に帰還したユダヤの民側の話であります。そして次に学ぼうとしているエステル記は、捕囚の地に留まったユダヤの民について記されていることも覚えておきましょう。


 ネヘミア自身は、ペルシャ王アルタウセルクセス王の献酌官、信頼された給仕役でした。安定した職を投げうって、故郷エルサレム城壁の再建に取り組むのですが、主の弟子(Disciple)と言うことばは、訓練(Discipline)という言葉に繋がっています。私たちは、主の僕、弟子となるためには、この世で訓練を受けることになるのです。


 主の弟子であったネヘミアは、同時に祈りの人でした。2章20節「私は彼らにことばを返して言った。「天の神ご自身が私たちを成功させてくださる。それで、そのしもべである私たちは、再建に取りかかっているのだ。先日の関先生のメッセージでしもべとは、奴隷(ドゥーロス)とありましたように、パウロも自分自身を主のしもべとして表しています。ネヘミアも主の召命をうけたしもべでありました。そして、「あなたがたには、エルサレムのうちに何の取り分も、権利も、ゆかりもない。」と城壁建設に反対する者たちに反論した言葉です。事実、城壁とはエルサレムを要塞化するという事ですから、ペルシャ帝国に反対する行為ではないかと見られてもしかたがありません。


 そのような、四面楚歌の中で、エルサレムの城壁再建工事をするにあたって、ネヘミヤもユダヤの民も、周りは敵ばかりでしたから、きっと片手に武器を持ち、もう一方の手で工事用の工具をもって、エルサレムの主の宮を外敵から守る城壁の建設に励んだのです。


祈り

私たちも、この世の敵から自分を守る城壁が必要です。それはこの世から孤立して、無縁の生活をすることではなく、サタンの攻撃から私たちの霊を守ることですが、城門を開き、外の人との交わりも大切なことです。どうか大きく、高い城壁を作り上げる前に、天を仰ぎ、主なるイエスに祈りを捧げることを忘れませんように。 アーメン 

文:森 宗孝


 
 
 

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