列王記第二15章は、南ユダの王国と北イスラエル王国の王たちが主によってさばか
れるということが記されている。北王国の王たちは主に背いたために無惨な最期をとげ、南王国の王も晩年に高慢になったり、敵国から攻められたりしました。
北王国イスラエルでは、約30年の間に、ゼカリヤ、シャルム、メナヘム、ぺカフヤ、ぺカ、ホセアと目まぐるしく王が交代します。そのほとんどが謀反によります。そして、ホセア王を最後に、記元前722年にアッシリアに滅ぼされます。
北王国イスラエルの王たちは、主の目の前に悪を行い、ヤロブアムの罪(偶像崇拝)から離れなかったのである。
南王国ユダでは、ウジヤ王の後、その子ヨタムが王になります。彼は、父同様に主の目にかなうことを行った。だが、父と同じように高き所は取り除きませんでした。高き所とは、偶像礼拝が行われていた場所のことです。そこを破壊せず放置しておいたので、民はなおも、その高き所でいけにえを捧げたり、犠牲をそなえたりしていました。これは律法に違反したということです。
このヨタムが行った良い業の一つは、主の宮の上の門を建てたということです。解説によると、神殿の北の門を再建したということである。これは主を礼拝することを促すために行われた工事でした。彼は、多くの良い業をおこないましたが、大切なことが抜けていました。神を第一に生きないで、神を愛せず、神を信頼しなかったのである。
ここで語られたことは、私たちがどれだけ良い業を行っても、神を第一にせず、神を信頼せずに、神に従うことができなかったら、すべてがむなしいものになるということです。
天の父なる神さま。私たちが行った業はすべてあなたからの恵みからでたものです。絶えず、神を第一にして、神を愛し、神に信頼し、神に従っていくことができますように導いてください。感謝して、委ねて、主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン
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