「私たちは、神の国に入るために、多くの苦しみを経なければならない」
―22節(抜粋)―
パウロとバルナバは、信じようとしないユダヤ人の抑圧にもめげずに、主によって大胆に語った。
「主は彼らの手によってしるしと不思議をおこなわせ、その恵みのことばを証しされた。」―3節(抜粋)―
リステラの出来事で、生まれつき足が動かなかった人を見ていたパウロは、彼が癒されるにふさわしい信仰があるのを見て癒したのである。これを見ていた人々は驚き、二人をヘルメスとゼウスにしたてあげ、さらに自分たちにいけにえを献げようとしたのである。しかし、このことを聞いたバルナバとパウロは衣を裂いて群衆に叫んだ。
「皆さん、どうしてこんなことをするのですか。私たちもあなたがたと同じ人間です。そして、あなたがたがこのような空しいことから離れて、天と地と海、またそれらの中のすべてのものを造られた生ける神に立ち返るように、福音を宣べ伝えているのです。」―16節―
このようなことは、現代でもどこかで起こっていることではないでしょうか。ある人が病の人に触れただけで癒されたと聞いたら、人々はその人を神と同様な扱いかたをして貢ぎものをしたり、挙句の果てには神として拝むこともある。私たちも何が真の神であるかをしっかりと持ち続けて、生ける神に立ち返るように、神を知らない人々に福音を宣べ伝えていけるようになることではないでしょうか。
そして、バルナバとパウロは自分たちを送り出したアンティオキアの教会に引き返して、伝道の報告をした。特に異邦人に信仰の門が開かれたことは大きな喜びとなりました。バルナバとパウロの伝道の働きは、どんな苦しみの中でも、主が共にいてくださるという強い確信をそれぞれの心の中にもっていたからできたことです。これから育っていく使徒たちにとっての励みとなったことでしょう。
愛する天の父なる神さま。今日の御言葉を心から感謝します。迫害されるのが怖くて、福音を語れないことが多々にあります。実に小心者の私です。愛する、大切な人々に大胆に福音を語れる強い者にしてください。恐れを取り除いてください。真の神であるイエス・キリストのことを、私たちに大胆に語らせてください。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン。
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