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2024年9月1日 列王記第二11章

  • hccnichigo
  • 2024年9月1日
  • 読了時間: 2分

 これでもかと思わされるアタルヤの残虐きわまりない行動にことばがでない。自分の息子アハズヤが殺されて、彼女が王としての実権を握るために一族全員を殺すということは何と恐ろしいことでしょうか。そのようなことができたのは、彼女の中にはあの母親イゼベルの性質が宿っていたからである。イゼベルはおおくの主の預言者を殺したのである。そしてアタルヤも、又、目的のためには手段を選ばない母親と同じようになったのであります。子は親の背中を見て育つということがぴったりですね。


 しかし、悪女アタルヤが王としての権力を振るっている中で、たった一人のアハズヤの息子ヨアシュが、ヨラム王の娘で、アハズヤの姉妹のエホシェバによって助け出されたのである。そして、主の宮に六年間身を隠していたのである。ここのところは、幼子モーセのいのちがエジプトの王パロの娘によって守られたことが連想させられます。やはり、ここでもヨアシュのいのちが守られたのは、主のご計画であったのです。


 アタルヤは南王国で唯一の女王であり、ダビデの家系ではない唯一の王です。もし、アタルヤがヨアシュを殺していたら、ダビデの家系は完全に途絶えていたことでしょう。そして、約束のメシヤ誕生もなくなっていたでしょう。しかし、神はそれをお許しになりませんでした。そこで主なる神は、忠実な祭司エホヤダとその妻エホシェバを用いられたのである。彼らはダビデの家系からメシヤが誕生する約束を知っていたのだと思います。だから、必死になってヨアシュを六年間も守ってきたのでしょう。


 アタルヤが殺されて、ヨアシュが王となった時に、民衆が立ち上がりバアルの神殿に行ってすべてを破壊したのである。これが民の一致ではないでしょうか。みなが一つになることは平和をつくる橋をかける基になると思います。教会でも互いに愛し合うならば教会への成長、平和の架け橋につながっていけると思います。



 愛する天の父なる神さま。御名をほめたたえます。私たちが窮地の中にいてもいつも見守っていてくださり、いろんなかたちで助け人を与えてくださり感謝します。どんなことがあってもあきらめずに、たえず祈り、たえず愛し合い、助け合っていくことができるように導いてください。感謝して、ゆだねて、主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン



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