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2024年8月17日 列王記第一18章

 エリアはイスラエルの民がバアルなのか、主なのか、どっちつかずの状態にあることを嘆き、真の神様は主お一人であることに気が付いてほしいと願っていた。民のためにずっと祈っていたのだと思う。


 ちなみにバアルは天候の神で、雨と霧、露を支配していたとされる。(参考:エッセンシャル聖書辞典)だから、バアルは何もできないこと、すべてを司っておられるのは主なる神様だけであることを民が知ることができるようにと祈っていたのではないだろうか。


 その祈りに神様は応えて下さった。彼の祈りは神様の御心でもあった。17章にあるように、エリアはこれから数年雨も露もおりないと預言する。そしてこの間、神様は彼を導き、彼のいのちを様々な方法で守って下さった。この雨の降らない3年の月日の間に彼は神様との交わりの中、深い信頼関係を築いていったのだと思う。


 18章はエリアが神様に雨を降らせるから、それをアハブに知らせに行くようにと告げられ、会いに行くところから始まる。まずそこでエリアがいない間、アハブが自分を殺すためにどれほど血眼になって探していたかを知るのだ。そんなことを聞いてもアハブに会うという彼の気持ちは、ひるむこともない。力強い神様の御手に支えられているのだ。そこに、バアルの預言者450人、アシュラの預言者400人も集められ、エリアは一人神様こそ唯一の神様であることを証明するために対決する。でも、それはエリア一人で対決するのではなく、大いなる神様が共におられ、神様が戦い、神様自身をそこに現わして下さるのだ。このことによって多くの民が主に立ち返ることができた。


 人間の目でエリアの置かれた状況を見たら、足がすくむ。しかし、先の3年の神様との関係が彼の力となったのではないかと思う。『神はみこころのままに、あなたがたのうちに働いて志をたてさせ、事をおこなわせて下さる方です。』ピリピ2:13 というみことばを思い出した。


天のお父様、今日のみことばを感謝いたします。神様、あなたは今も生きて働いておられます。あなたは私にもさまざまな方法で、そのお姿を日々見せて下さっています。そういえば、あの時も、そうそう、あの時も、などとあなたのして下さったことを忘れてしまっていることもたくさんあることを思い出させられました。私もあなたの御心を祈り、行うものにならせて下さい。イエス様の御名によってお祈りいたします。アーメン。


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