top of page
hccnichigo

2024年8月11日 列王記第一12章

『レハブアム(南王国)とヤロブアム(北王国)の分裂』


 ソロモン王の死後、後継者になったレハブアムは父ソロモンのように神様に忠実ではなかった。長老たちの意見に耳を傾けず若者たちの意見を重要視したのである。そして、ヤロブアムもまた、金の子牛の偶像礼拝に心を奪われたのである。


 これらのことは、すべてソロモンの偶像礼拝からきたものである。それゆえに、イスラエルの王国が北と南に分裂していくという悲しいことが記されている。


 ヤロブアムが金の子牛を造ったのは、民がエルサレムに行って礼拝しないためであったのです。エルサレムに行って礼拝したら民の心がユダの王レハブアムのもとに帰ることを恐れたのです。自分が民に殺されることを恐れたのです。しかし、それは、30節で述べられているように「このことは罪となった。」と記されています。解説によると、この罪は後の世代にも深刻な影響をもたらし、北イスラエルはこの後、約390年間も金の子牛の偶像礼拝を続け、そのことが原因で国を失い全世界に散らされていくという悲劇がもたらされたのである。


 先日、ある事実に基づいたドラマを観た。ヨーロッパでおこったできことでユダヤ人大量殺害事件とも違っていた。国を追われて逃げていくあてもない旅であった。NATOの管轄下でありながら助けも来なく、結局男性と女性が違うバスに乗せられて安全地帯に連れていくという約束で強制的に乗せられた。だが、男性の乗った車だけ違うほうに行って、大きな体育館みたいな所に入れられてそこで全員銃殺されたのである。合計八千人以上の男性が命をおとされたそうです。何年かして、死体が埋められた所を掘り起こして、骨や所持品を白いシーツのうえにならべられたところに、ある女性が、骨の傍におかれた靴やカバンをみて泣き崩れたのである。彼女の息子だったのです。とても感動させられるドラマでした。


 余談になりましたが、神様は、ソロモン存命中は罪はあたえられませんでしたが、彼の時代に罪があたえられなくても、彼の子孫まで罪の報酬は続いていくのであります。誰かが祖先の罪を悔い改めて、それを子孫に真の神のことを述べ伝えていかなければならないのではないでしょうか。神様はどんな罪も見逃さないおかたです。



 愛する天の父なる神さま。罪をおかしたらその都度、あなたに悔い改めていくことができますように。決して自分がおかした罪を子孫に残すということがありませんように、悔い改めていくという正しい道を歩ませてください。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン。



閲覧数:25回0件のコメント

最新記事

すべて表示

2024年12月5日 歴代誌第二25章

「彼は主の目にかなうことを行ったが、全き心をもってではなかった。」―2節―  アマツヤも父ヨアシュと同様に、途中で主に従わなくなったことが記されています。主に全き心をもって最後まで従っていくことの厳しさ、むつかしさ、高慢さが問われるところではないでしょうか。...

2024年12月4日 歴代誌第二24章

「ヨアシュは、祭司エホヤダが生きている間は、主の目にかなうことを行った。」(2)  この章は、かなり気の滅入る内容だ。前章のように特別な器として神に守られて王になったヨアシュであった。彼は、壊れた神の神殿を建て直した。まさにリバイバルの器である。しかし、祭司エホヤダの死後、...

2024年12月3日 歴代誌第二23章

『幼きヨアシュ王』    神殿内で、密かに7年間も守られて育ったヨアシュ、きっと彼を守っていた祭司エホヤダの家族は祈りながら育てたことでしょう。ついに祭司エホヤダは、秘密裏のうちにユダのすべての町からレビ人の氏族の頭と連絡をとって、主が与えたダビデ契約、ダビデ王の子孫から本...

Comments


bottom of page