「ソロモン王は、ファラオの娘のほかに多くの異国人の女…を愛した。主がかつてイスラエル人に、『あなたがたは彼らの中に入ってはならない。彼らを中に入れてもいけない。さもないと、彼らは必ずあなた方の心を転じて彼らの神々に従わせる』と言われた、その国々の者…しかし、ソロモンは彼女たちを愛して離れなかった。(1節2節抜粋)
ソロモンは、神さまから知恵を授けられた王として知られ、イスラエルの国を繁栄へと導きました。しかし、彼の晩年に至り、異国の多くの妻たちが彼の心を惑わせ、ソロモンは神さまに対して忠実であることをやめ、女神アシュタロテと神ミルコムを崇拝し始めます.。
700人の妻と300人の側女がいたとありますが、そこには愛があったのだろうか?と疑問がわきますし、どうやって異国の妻たちがソロモン王を自分たちの神々に引き寄せることができたのかが不思議に思います。しかし、ソロモンは愛して離れなかったとあるほどに、彼女たちの影響を受けて、主よりも彼女たちの神々に引き寄せられていったのです。
私も日常の中で、ふと神さまから離れそうになったり神さまを最優先できないことが多々あります。何が私の心を引き離そうとしたりするのか、それとも小さな罪が積み重なって、神さまに正直になれなくなるときなのか、神さまとの関係を大事に心を守っていく大切さをあらためて学びました。
「主はソロモンに怒りを発せられた。それは彼の心がイスラエルの神、主から離れたからである。主が二度も彼に現れ、」9節
神さまはソロモンに対して二度もほかの神々に従っていってはならないと命じましたが、ソロモンはこれを無視し主の命令を守らなかったのです。最終的に神さまは、ソロモンに対して王国を引き裂くという裁きを下します。しかし、神さまはソロモンの父ダビデに免じて、すぐには王国を取り去らず、彼の息子の代に引き裂くが、王国すべてではなく、一つの部族だけを与えるという憐れみも示しています。
神さまは私たちに対しても忍耐強く、悔い改めの機会を与えてくださいます。目をそらさずに心を神さまに向け続けていきたいと思います。
愛する天のお父さま
私の心があなたから離れないように守り、常にあなたを第一に求めることができるように助けてください。罪の誘惑から私を守り、あなたの義の中を歩む力を与えてください。主イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン
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