「ダビデの時代に、三年間引き続いて飢饉が起こった。それで、ダビデは主の御顔を求めた。主は言われた。『サウルとその一族に、血の責任がある。彼がギブオン人たちを殺戮したからだ。』」1節
ダビデ王の時代に三年間続いた飢饉があり、この異常事態に対してダビデは神さまの御心を求めました。神さまは、飢饉がサウルとその一族がギブオン人を殺した罪のためであると告げました。
まず、サウル王の行為が、イスラエルの民と神さまと結んだ約束を破るもので、それに対して神さまが、厳しく飢饉をもって彼らに示されたことに驚きます。神さまが約束をとても大切にされていることがわかります。神さまの正義は絶対であり、人々の罪に対しては必ずしも無視されることはないのです。
ダビデ王はこの問題を解決するために、ギブオン人にどのように償えば良いかを尋ねました。ギブオン人はサウルの子孫七人を差し出すことを求め、ダビデ王はこれを受け入れました。しかし、7節抜粋「それは、ダビデとサウルの子ヨナタンの間で主に誓った誓いのためであった。」とあるように、ダビデはヨナタンとの約束を守るためにヨナタンの子メフィボシェテをのぞきました。
そして、子孫七人が主の前に、さらし者にされ殺された後、ダビデはサウルの骨とその息子ヨナタンの骨を携え、人々が子孫七人の骨を集めました。
「彼らはサウルとその息子ヨナタンの骨を、ベニヤミンの地のツェラにあるサウルの父キシュの墓に葬り、すべて王が命じたとおりにした。その後、神はこの国の祈りに心を動かされた。」14節
この行いが、神さまとの関係を回復するための一歩となり、神さまがイスラエルの祈りに応えてくださる道を開いたことになります。ギブオン人の敵意が取り除かれ、イスラエルは神さまと和解できたのです。
ダビデの神さまとの約束や人との約束を大切にし、守るという行いをすることをダビデから学びます。
神さまは厳格なお方ですが、罪を告白し悔い改めることで、神さまからの愛と赦しが常に私たちに差し伸べられていることに感謝します。
愛する天のお父さま
ダビデ王があなたに信頼し、あなたの導きに従ったように、私たちもあなたの前にへりくだり、あなたの声を聞くことができますように助けてください。私たちの心にある罪を示し、それを悔い改めることができますように。
イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン
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