2024年7月23日 ヨハネの福音書14章
- hccnichigo
- 2024年7月23日
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『わたしが道であり、真理であり、いのちなのです』
この14章には、HCCの前年の年間聖句に繋がるみことば15節「もしわたしを愛しているなら、あなたがたはわたしの戒めを守るはずです」とありますが、心を尽くし、知恵を尽くし、力を尽くし(自分の全てをかけて)主を愛する理由は、主がこの世の道理ではなく、やがて私たちが向かうことになる、天に通じる唯一の道その者であり、この世を創造された源、全ての根源である真理であって、私たちが主なる神と共に生きることになる、永遠の命、栄光の光である神の御子イエスを仰ぎ見て、信頼をおいて心から愛する対象だからです。
しかしながら、私たちの住むこの世、闇の世界は光である主を理解できないでおります。ヨハネ1章5節に「光は闇の中で輝いている。闇は*これに打ち方なかった。」共同訳では*闇は理解しなかったとあります。闇と光が対立して争っているという、力と力の争いではなく、闇は光が本来のあるべき姿であること、実体であることを理解していなかったと言うのがヨハネの趣旨だと思います。この世の闇は、この世はこの方を見ることも、知ることもないので、受け入れることができないと17節にはっきりと記されています。そうして、私たちはこの闇に住んでいる訳ですが、主イエスによって聖霊が私たちに与えられて、生ける水、光となって内側から照らしてくださる約束がここにあります。何という壮大な主の約束でしょう。私たちは闇の世界から、実体を知る、光の世界への写されているのです。
主イエスはここで、ご自分の弟子達を励まし、これから起ころうとしている十字架に耐えられるように準備されておられる箇所です。弟子達に約束しています2節「私の父の家には住む所がたくさんあります」3節「わたしが行って、あなたがたに場所を用意したら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。わたしがいるところに、あなたがたもいるようにするためです。」何という心強いみことばでしょう。また主は帰って来られて、私たちと一緒に住むようにして下さいます。そこに行くことのできる唯一の道が主イエスであるからです。実体であること、影ではなく、本物であることが真理であることであり、それはこの世を創造された、全ての源である命である主イエス、この主イエスに繋がることで本当の命をいただけるのですとヨハネは、自分の経験、すなわち十字架での主イエスの死を目撃し、復活された主イエスと会って、自分の体験談として命のもとである主イエスを語っておられます。
祈り
主イエスが本物であり、この浮き世に比べて実体であるので、主イエスに従う道を歩むことで、永遠の命に到着することとなる事を再度、心に確認する事ができましたことを感謝致します。どうかこのキリストの道を多くの者たちと一緒に歩む事ができますように祈ります。 アーメン
文: 森 宗孝
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