top of page

2024年5月25日 サムエル記第一10章

hccnichigo

 十章でやっとイスラエル12部族を束ねる初の王、サウルの登場!どうやって王様として選ばれたのか。前章で、サウルは父キシュの言いつけで、いなくなった雌ろばを探しに行き、しもべに言われるままに「予見者」と呼ばれていたサムエルに会いに行く。雌ろばがいるだろう方向を示してくれると期待していたが、そこで自分がイスラエルの君主となることを告げられる。


 一見偶然と思われるがこういった出会いは全て神様の計画の中にある。人と人が出会うのもそうだし、仕事で会う人々もそうだし、ドンキホーテで長い間会わなかった人に会うのもそうだ。牧師先生が以前言われたように、偶然というのはなく、全てが必然である。


 同じ道を毎日散歩していても、昨日は咲いていなかった、野花が咲いていたりすると嬉しい。神様からの贈り物、道ゆく人をなごませてくれる。偶然その日咲いたのではなく、私が落ち込んでいるその日に野花を見せてくれた、私がそれに気づくと神様はご存知であった。ありがたいことです。そう、神様は全てご存知である。もちろん悪い部分が多くある私もご存知である。その点は怖い。


 十章でめ、主から聞きしていた予見者サムエルから油注がれ、サウルはこれから起こることも告げられる。6節「主の霊があなたの上に激しく下り、あなたも彼らと一緒に預言(神から預かった言葉を語る)して、新しい人に変えられます。」7節、「これらのしるしがあなたに起こったら、自分できることをしなさい。神があなたとともにおられるのですから。


 王となるものは、まずは部族ごとの選出、なんとくじ引きであった。最小部族のベニヤミンが選ばれ、その中からサウルが選ばれる。くじ引きというのに少し驚いたがそれでいいのだ、だって神様が全て采配しているから。ところがサウルは、22節で荷物の間に隠れてしまった。結局、民が連れ出し、「主がお選びになった王」となる。


 サウルは半信半疑であっただろう。「なぜ、最小部族出身の俺が?」とか「自分は雌ろばを探しにいっただけなのに。自分のようにとるに足らぬものがなぜ。」と思ったかもしれない。よこしまな他の民は、27節「こいつがどうしてわれわれを救えるのか」と言った。サウルはこのよこしまな者たちの言動を気にしただろうか?私だったら大いに気にしたであろう。でも神様はサウルに何ができるのかを知っている。


 神の子どもとされた私たちも、同じように神に選ばれた人である。神様はお一人お一人の全てをご存知でどんな性格で何ができるのかも全てご存知である。この章で、恐れずに一歩進んでみようかという勇気が湧いてきた、何せ神様は私とともにいつもいて下さるのだから。感謝です。


祈り: 愛する天の父なる神様、

 今日の御言葉もありがとうございます。あなたにより、選ばれた私たち。すでに聖霊様が内住している。だから自分にできることをしたいです。どうかあなたの御心と私のできること、そして欲を言えば、私のしたいことが重なり合い、一丸となれますように。私の心が曲がっている時、どうか修正の道が与えられますように。あなたに呼ばれた時、アダムやサウルのように隠れずに「はい、ここにおります」と言えるものに変えてください。私にはまだそう言えません。そして、私は欲張りです。あなたがいつもともにいるということをもっと感じられるように気づきを与えて下さい。あなたが既に与えてくださっている恵みにもっと気づくことができますように日々、導いて下さい。

主イエスの御名により祈ります。アーメン


             文:マッカーター政子


閲覧数:40回0件のコメント

最新記事

すべて表示

2024年12月31日 ローマ人への手紙15章

『イスパニア伝道』  2025年も、主と共に歩む年でありますように、与えられた喜びで満たされ、溢れでて、未だ主を知らない方々へ祝福として流れ出しますように!  スペインには、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼のという数百キロにわたる徒歩の道があって、巡礼路として毎年およ...

2024年12月30日 ローマ人への手紙14章

『信仰の弱い人を受け入れなさい』  昔、聖書の学び会で自分はこのように思う、その理由は聖書のこの箇所でこのように書いてあるからだと強く自己主張をしていた人を思い出す。聖書の学びが長く知識が豊富な人が、初心者で聖書知識にうとく、未だ信仰の弱い人を見下すような者がいるのことを経...

2024年12月29日 ローマ人への手紙13章

「権威に従い、律法を守り、主イエス・キリストを着る。」  ローマ人への手紙13章では、クリスチャンの行動の原則が、上に立つ権威に従い、律法を守り、主イエス・キリストを着る、と三つにまとめられています。  権威に従うとは、存在している権威はすべて、神によって立てられている。こ...

Comments


bottom of page