2024年5月19日 サムエル記第一4章
- hccnichigo
- 2024年5月19日
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『栄光はイスラエルから去った』
ペリシテ人と戦ったイスラエルは約4千人が戦場で打ち殺された。そして、イスラエルの長老たちは、主がイスラエル人を打たれたことに対して疑問をもって、主の契約の箱を陣営に持ってくれば自分たちを敵の手から救ってくれると思って、そのような運びをしたのである。だが、それは実にむなしいことで、ペリシテ人に勝利するどころかイスラエルの歩兵三万人が倒れたのである。神の箱が奪われ、エリの二人の息子、ホフニとピネハスは死んだのである。神の箱を戦場に持ってきてもそれに神の霊がやどらなければただの箱になっていくということです。
戦場から逃げてきた男に事の次第を聞いたエリは椅子からあお向けになって倒れ、首を折って死んでしまいました。年寄りで、からだが重かったからである。二人の息子たちの裁きは、3章の12〜14節で、主がサムエルに三度目に来られて語られたことをエリも知っていたからそれほどの驚きはなかったと思います。だが、一番のショックは、やはり神の箱が奪われたことだったのではないかと思わされました。
エリは四十年間イスラエルをさばいてきたが彼の最後は悲しいものでした。それは、彼が二人の息子たちの悪を知っていながら彼らへの教えを怠ったためにおこった悲劇だったのです。しかし、そのなかでも希望は二人の息子たちの教えには失敗したが、サムエルという後継者を立派に育てたことであったのです。
そして、ピネハスの妻も、神の箱が奪われて、しゅうとと夫が死んだということを聞いて、陣痛がおこり男の子を出産したのである。その喜びもどこにいったのか気にも留めずに「栄光がイスラエルから去った」と二度も叫んだのであった。しかも生まれた子供の名前を、イ・カボデとつけたのである。それは、「神の栄光は失った」という意味です。愛する子供にこのような名前をつけることをするほどに、神の箱は、彼らにとってとても大切だったのです。余談でありますが、ここで「ヤベツ」の名前が思い出された。「ヤベツ」の名前は、彼の母が悲しみのうちに彼を産んだという意味である。
愛する天の父なる神さま。今日のみことばを心から感謝します。神の箱でも主の霊に満たされなかったらただの箱です。私たちの教会生活でも同じことです。誰にでも悪がある人には勇気をもって、主に祈り伝えることができますように導いてください。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン
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