『いつも目を覚まして祈っていなさい。』
21章は、「その日」が必ず起こることが述べられている。「その日」とは、迫害が起こる、異邦人によってエルサレムが踏み荒らされる、偽預言者が現れる、戦争、暴動、紛争、地震、飢饉、疫病、自然現象の異常、等々である。それから太陽と月と星にしるしがあらわれその後、人の子がくる(イエスの再臨、最後の裁きのことである)。そのようなことは全部ではないが、一部は世界のどこかで現実に起こっているのである。
イエスさまは、このような終末に備える生き方を弟子たちに教えられたのである。それは、イエスの言葉に信頼すること、人に惑わされないような生き方を考えること、世の誘惑に陥らないように、油断せずに祈りの生活をすること、信仰を土台とした生活をすることである。
終末に備えて私たちクリスチャンにとっての教えでもあります。今の平和の暮らしにいる私たちには天地が滅びるということは、特に聖書を受け入れることができない人にはかなりほど遠い夢物語で終わるでしょう。だが、終末は必ず起こると聖書に書かれています。このようなことを信じて、受け入れて、祈っていく備えをしていくことが私たちクリスチャンに語っていることではないでしょうか。
イエスさまの再臨、この世の終わり、最後の審判などについていつも考えさせられる。いつなのだろうか?弟子たちが「その時はいつですか」と私も真っ先に質問するひとりである。でも、イエスさまはそのようなことがいつきても大丈夫なように、「いつも目を覚まして祈っていなさい。」36節(抜粋)と命じています。私たちクリスチャンに問われるところは、やはりイエスさまの十字架の愛を心に持ち続けて、悔い改めて、他者を愛し、赦していくこともその日の一つではないでしょうか。
愛する天の父なる神さま。イエスさまの弟子たちに教えられたことは現実の私たちクリスチャンにも当然あてはまることです。主の再臨に備えるために正しい道をしめしてくださって感謝します。日々、決して消え去ることのないあなたのみことばにとどまっていくことができますように導いてください。
「天地は消え去ります。しかし、私のことばは決して消え去ることがありません。」33節
感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン
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