『 愛と知恵の道』
20章は、祭司長、律法学者たちからのいくつかの質問に答える様子が書かれています。彼らの質問はどれもイエスさまを陥れようとする内容でしたが、イエスさまは彼らの罠を見抜き、冷静に知恵をもって賢くお答えになるのです。
母の介護をしている中で、認知症を患っている母の言葉や行動に心を揺さぶられる私は、イエス様のような冷静さと知恵の大切さを教えてもらいます。イエスさまのようまではいきませんが、穏やかな心をもって母を受け入れる心の広さと理解をしめすことが大事な事だと気付かされました。
そして、25節「すると、イエスは彼らに言われた。『では、カエサルのものはカエサルに、神のものは神に返しなさい。』」
私はこの御言葉を通して、どのように世の中のルールと神さまの意志に従うかを考えさせられました。「神のものは神に返しなさい」これは、私の心と人生の優先順位が神さまに向けられていますか?と問われているようにも思いました。
この世に生きる私にとって、時折、神さまとこの世の間でバランスを取ることに難しさを感じることがあります。日常生活では、この世の義務や責任を果たす必要がありますし、しかし同時に、神さまを仰ぎ見て、神さまの御旨に従うことも求められることもあるからです。
母の介護の日々は時に複雑で、自分自身を見失いそうになることもありますが、私の時間の使い方を振り返り、神さまとの関係を優先し、お祈りを通して御力を心から求め、御心である聖書の教えに耳を傾けながら、バランスを保てるようにすることが今の私への課題として与えられたようです。
愛する天のお父さま
私に愛と知恵を与え、母の介護の力をお与えください。私の心に優しさと思いやりを満たし、神さまの愛を通して母に接することができるように導いてください。そして、この世の中であなたの光となり、あなたの愛を示すことができますように助けてください。イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン
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