top of page

2024年4月13日 士師記17章

hccnichigo

 士師記17章は、ミカについて語られています。彼は母親から銀を盗んでしまいますが、そのことを母親に正直に告白し、銀を返します。母親は彼を受け入れ、祝福の言葉を贈りますが、返してもらった銀で彫像と鋳造を造ってしまうのです。


 そして、彼は自分の家に神の宮を建て、エポテ(大祭司が着用するベスト)とテラフィム(人の形をした像)を作り、自分の息子を偽りの祭司として任命しました。さらに、ミカはベツレヘム出身のレビ人を雇い入れ、自分の家の宮の祭司として受け入れるのです。


「そのころ、イスラエルには王がなく、めいめいが自分の目に正しいと見えることを行っていた。」(士師記17:6)


 当時イスラエルには王も指導者もなく、それぞれが自分の目に正しいと思うことを行い、主の御名を用いながらも神のみこころに反し、偶像を作って礼拝をして神から離れていました。


「そこで、ミカは言った。『今、私は、主が私を幸せにしてくださることを知った。レビ人が私の祭司になったのだから。』」(士師記17:13)


 このミカのことばは、神のみこころを忘れ、都合のいいご利益主義に走っていて、神さまとの関係を壊してしまっています。


 私がこのディボーションを書かせてもらっているとき、私の父が数日で神さまのところへ旅立とうとしています。もし、17章のように神さまを知りながらも指導者がいなければ、自然と神さまから遠ざかり都合のいい利益を求める祈りになっていたかもしれません。また、現代でも、AIジーザスなどの技術が使われ、私たちの悩みを聞き、みことばで励ましてくれます。


 しかし、先日の礼拝で牧師はいらないのか?とメッセージされてましたが、やはり羊飼いである牧師の存在は依然として大切です。そして神の家族、兄弟姉妹の祈りにまさるものはありません。私たちは一つの体であり、聖霊の力を借りて共に祈り、励まし合います。大好きな父とのお別れも、みなの祈りに支えられています。このように導いてそなえてくださる神さまに感謝しかありません。



愛する天のお父さま

 私の父がこの世を去り、あなたのみもとに旅立つ時が近づいています。頑固な父でしたが、家族に幸せと喜びをもたらしてくれました。どうか父をあなたの愛と慈悲の中に受け入れてください。父の魂が永遠の平安と幸せを見出すことができますように。神さま、父をあなたの手に委ねます。あなたの側で喜びに満ちた生活を送ることができますように。イエスキリストのお名前によってお祈りします。アーメン


閲覧数:35回0件のコメント

最新記事

すべて表示

2024年12月31日 ローマ人への手紙15章

『イスパニア伝道』  2025年も、主と共に歩む年でありますように、与えられた喜びで満たされ、溢れでて、未だ主を知らない方々へ祝福として流れ出しますように!  スペインには、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼のという数百キロにわたる徒歩の道があって、巡礼路として毎年およ...

2024年12月30日 ローマ人への手紙14章

『信仰の弱い人を受け入れなさい』  昔、聖書の学び会で自分はこのように思う、その理由は聖書のこの箇所でこのように書いてあるからだと強く自己主張をしていた人を思い出す。聖書の学びが長く知識が豊富な人が、初心者で聖書知識にうとく、未だ信仰の弱い人を見下すような者がいるのことを経...

2024年12月29日 ローマ人への手紙13章

「権威に従い、律法を守り、主イエス・キリストを着る。」  ローマ人への手紙13章では、クリスチャンの行動の原則が、上に立つ権威に従い、律法を守り、主イエス・キリストを着る、と三つにまとめられています。  権威に従うとは、存在している権威はすべて、神によって立てられている。こ...

Comments


bottom of page