『ヨシュアの遺言書』
ヨシュア記13章では、ヨシュアが年を重ねて老人になっていたが主の呼びかけはまだとどまらなかった。だが、この23章ではヨシュアはついに本当に老人になっていたので、主の呼びかけはなかった。そして、23章から終わりの章まではヨシュアの遺言書とも言われている。
ヨシュアは全イスラエルの指導者たちを集め、自分の死後にイスラエルの民がどう生きるべきかを諭すのである。
その諭しとは、主がなされた過去のみわざを決して忘れないように、カナンの地を相続することができたのは、主が戦われたからであること。
そして、モーセの律法の書に記されていることを断固として守り行うこと。相続地に残っている先住民と交わらないように、彼らの神々を拝んではならないこと、ただあなたがたの神、主のみを礼拝することが大事であること等です。
「だからあなたがたは自分自身に十分に気をつけて、あなたがたの神、主を愛しなさい。」23:11
自分自身ほど危ういものはない、ということが実感してあてはまる思いである。自分自身が危ういから、主なる神にしっかりと心を尽くして主に従っていかなければならないということである。
過去の主のみわざを覚えて、未来の約束を信じていくことは現在の私たちの生き方に大いに影響していくことである。
愛する天の父なる神さま。今日の御言葉を感謝します。自分自身ほど弱くてもろいものはありません。今まで支えてくださっているのは、あなたの大いなる恵みのほかには何もありません。あなたの過去の恵みを心にしっかりと覚えて、又、あなたの未来の約束を信じていくことができますように導いてください。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン
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