top of page
hccnichigo

2024年2月8日 マタイの福音書20章

『神さまは、すべての人に同じ恵みをあたえる』


 ブドウ園で働いた者への賃金の払い方に対して示された。誰もが理解しがたい箇所ではないだろうか。ブドウ園で働いた者たちに与えられる賃金は、朝の9時、3時、5時、6時にそれぞれ働きが始まってもみんなに同じように一デナリが支払われるのである。


 私達がこの例えを理解できない最大の理由は、それはこれを読む私達が自分を朝早くから来て働く人に置きかえて読むからだと解説者は語っています。このブドウ園で働くことは、愛に満ちた主のもとでよろこんで働くことだのに、不平不満な気持ちで仕え、与えるという気持ちを見失ったからである。


 そして、神さまは、どれだけ多くの働きをした等とその基準によって計られる事はなさらないということで、働きの大きい、小さいではないということである。夕方の6時に働きに来ても、朝の9時に働きに来た人と同じような恵みをあたえてくださるということである。イエスを信じるのに決して遅すぎるということはないということ、早く来た者たちと同じ恵みをあたえてくださるということである。


 さらに示された箇所が、8節(抜粋)「最後に来た者たちから始めて、最初に来た者たちにまで賃金を払ってやりなさい。」である。私たちの思いからすると絶対に「最初に来た者たち」が優先されるはずであるのに、なぜ?と思わせられる。そして、受け取った賃金も最後に来た者たちと同じ一デナリじゃ、文句も言いたくなるのが通常ではないだろうか。


 しかし、信者としての報酬は、見返りとして得られるのではなく、ただ神の恵みと憐みのみ心によってのみ与えられるもので、私たちが勝手に決めるものではないと言う事である。


「このように、後の者が先になり、先の者が後になります。」20:16


 ちなみに教会時代の今、この譬え話を言い換えるとすれば、旧約時代の義人たちが早朝の雇われ労働者たちで、夕方五時ごろから雇われた人たちこそが教会時代の異邦人信者たちと言われるそうだ。


 最初に「復活のからだ」をいただくのは、キリストの花嫁である教会時代の信者たちだから、どんな日没前(携挙前)ギリギリであろうとも「後から雇われた人たち」と同じように、復活のからだという栄光をいただくことができると述べられている。


 そして、旧約時代の義人たちが復活のからだをいただけるのは、次にくる「七年間の患難時代の後」「千年王国の前」だから、それこそ、「あとの者が先になり、先の者があとになる」と言われている。



 愛する天の父なる神さま。私たち信徒の働きすべての主権はあなたがにぎっています。どうぞ、日々のクリスチャンの働きがあなたの御名を崇めることができますように導いてください。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン


閲覧数:48回0件のコメント

最新記事

すべて表示

2024年12月3日 歴代誌第二23章

『幼きヨアシュ王』    神殿内で、密かに7年間も守られて育ったヨアシュ、きっと彼を守っていた祭司エホヤダの家族は祈りながら育てたことでしょう。ついに祭司エホヤダは、秘密裏のうちにユダのすべての町からレビ人の氏族の頭と連絡をとって、主が与えたダビデ契約、ダビデ王の子孫から本...

2024年12月2日 歴代誌第二22章

『守られた子ヨアシュ』  紀元前840年頃の出来事です。南王国ユダ王のアハズヤ王は一年間だけエルサレムで王であったとありますので、非常に短い王政でしたが、彼の母親は北王国イスラエルの悪王オムリ王の孫娘であったとあります。南王国と北王国が親戚関係になっていたわけですが、ここに...

2024年12月1日 歴代誌第二21章

『主に背く者の末路』  ヨシャファテ王が先祖とともに眠りついたので、その子ヨラムが代わって王となった治世が記されています。彼は父親のヨシャファテ王とは正反対の行動をとりました。  王権を取得したヨラム王は自分の六人の兄弟を殺し、又、イスラエルの首長たち数人も殺したのである。...

Comments


bottom of page