『イエスの祈り』
バプテスマのヨハネが処刑されたという報告を聞き、イエス様は父なる神に祈るために、静かな場所へ舟で向かいます。しかしその場所にも群衆が集まってきたので、イエス様は祈りの時を後にして病人を癒し、集まった群衆すべてに食事を提供されます。
でも、主イエスはその群衆をなだめ、弟子たちを舟に乗り込ませて、群衆に解散を命じられ、一人山に登り、祈られました。私たちも静かな場所でひとりで祈ることを、イエス様に見習って学びたいと思います。山を動かすほどの信仰を持っておられるイエス様でさえ祈る必要がありました。私たちにはなおさら必要です。
しかし、舟は、陸からもう何キロメートルも離れていて、風が向かい風なので、波に悩まされます。イエスは湖の上を歩いて、彼らのところに行かれますが、 弟子たちは、イエスが湖の上を歩いておられるのを見て、「あれは幽霊だ」と言って、おびえてしまい、恐ろしさのあり、叫び声を上げますが、イエスはすぐに彼らに話しかけ、「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない」と言われます(27節)。何と心強い励ましの言葉でしょうか!
するとペテロが答えて、「わたしも水の上を歩いてイエス様のところへ行きたい」と思いました。「来なさい」と言われると、勇んで舟をまたぎ、水の上に足を伸ばして歩き始めました。途中で強風を見て怖くなり、沈みかけたので、慌てて「主よ。助けてください」と叫びます。イエス様はすぐに手を伸ばし、ペテロをつかんで言われました。「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか。」そして二人が舟に乗り込むと、風はやみます。そこで、舟の中にいた弟子たちは、イエスを拝んで、「まことに、あなたは神の子です」と言って、イエスを礼拝しました(33節)。
彼らは湖を渡ってゲネサレの地に着きます。すると、その地の人々は、イエスと気がついて、付近の地域にくまなく知らせ、病人という病人をみな、みもとに連れて来た。そして、せめて彼らに、着物のふさにでもさわらせてやってくださいと、イエスにお願いした。そして、さわった人々はみな、癒されました(36節)。
主の祈り:数々の不思議や癒しを行われたイエス様、あなたは、今も御臨在で私たちを励ましてくださることを感謝します。常に祈ります。私たちの祈りをきいてくださる恵みを感謝します。アーメン
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