『天の御国』
13章は、天の御国がどのようなものかを七つのたとえ話で教えている。
その七つのたとえ話とは、
種を蒔く人、毒麦、からし種、パン種、隠された宝、良い真珠を探している商人、魚を得るための網、などである。どれも一つ一つがたいへん奥深いたとえ話である。
私が特に示されたところは、やはり、「四つの種」と言われている種蒔きのたとえ話である。実際は四種類の土地の違いを述べているそうである。土地は人の心のたとえで、みことばの種が成長するか居ないかは、その人の心の状態次第であることが示されていると言われている。
誰もがその「四つの種」の中の一つに相当するものではないだろうか。特に私は、岩地に蒔かれてしまう傾向がある。つまり、みことばを聞くと、すぐに喜んで受け入れて感情的に突っ走るが、困難や迫害が起こると、「こんなはずじゃなかった」とすぐにつまずいてしまうのである。
又、茨の中に蒔かれてしまうのもありうることである。みことばを聞くが、この世の思い煩いと富の誘惑に左右されてみことばをふさいでしまうのである。神のみことばを優先するはずが、現実におこっていることを優先してしまうのである。だがそのような時でも私たちはマタイ6:33のみことばを信じていくことではないだろうか。
「まず神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはすべて、それに加えて与えられます。」マタイ6:33
四つめの種、良い地に蒔かれたものになるためには、神のみことばをしっかりと聞いてそれをそのまま素直に受け入れていくことである。そして多くの実を結ぶことができるまで忍耐して信じていくことである。
愛する天の父よ。私は、まだまだ良い地に蒔かれたものになるには程遠いです。でも、イエスさまの十字架の愛で支えられて、忍耐して、信じて良い地に蒔かれたものに変えられていくことができますように導いてください。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン
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