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2024年12月18日 ローマ人への手紙2章

hccnichigo

「私の福音によれば、神のさばきは、神がキリスト・イエスによって、人々の隠された事柄をさばかれるその日に行われるのです。」(16)


 この2章では、人が人を裁くことを厳しく戒めています。16節には「神のさばき」とあり、あくまでもさばくのは神だけであることが明示されています。人のさばきではなく、神のさばきなのです。

 

 そしてパウロは「私の福音」と言っています。どこが福音なのでしょうか。一つは、そのさばきが行われるのは「その日」だということです。これはイエスの再臨の日のことです。つまりさばきの日は、今ではなく再臨の日ということです。ですから私たちには何度でも悔い改めるチャンスがあるということです。裁かれるような罪を犯しても、さばきの日が来る前に悔い改めることができるのです。


 もう一つは、さばきそのものが福音だということです。滅びに至る者にとっては、それは恐れの日です。しかし救われた者にとっては主に再び会う喜びの日です。さばきとは、白黒、アウトセーフがはっきりする時です。救われた者にとっては、それは喜びの日なのです。

 

 だからこそ「隠された事柄」とあるように、悔い改めを拒むことなく、罪を告白して、光なる主のもとにいつもいることが大切です。

 問題は、罪を犯したかどうかではなく、その罪を闇の中に隠すか、それとも告白して主の光の中に置くかです。

  

 主の日が近いと感じる今の時代、いつ主が来られてもいいように、常に光の中に歩みたいと心から願います。


 天の父なる神さま

 神のさばきの日は、私たちにとっては、主に再び会うことの出来る希望の日であり、喜びの日です。

 その日まで、罪を隠すことなく、つねに光の中に歩むことができますように。聖霊の励まし、守り、導きを豊かにお与えください。

 

 主イエス・キリストの御名によって祈ります。 アーメン                                               文:関真士


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