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2024年12月15日 歴代誌第二35章

hccnichigo

 主に聖別されたレビ人が聖なる箱を担ぐことから解放されて、イスラエルの王ダビデの文書とその子ソロモンの書簡に従って、神と、その民イスラエルに仕えることを、ヨシヤは祭司を力づけ、レビ人を教えに導いています。


 聖なる箱を担ぐことからの解放がどれだけ助かったことでしょうか。これまで何度も心を引き締めて川の流れの中を通って担いできただけに、この報酬がどれだけ大きかったものであったかが示される思いです。その聖書の箇所を読むたびに、自分も聖なる箱を担いでいるような緊張感を味わったことが何度かありました。忍耐を持って主の務めに応じてきたレビ人たちは、今それが報われてきたということではないでしょうか。何事も、主に忠実に従っていくことが私たちの信仰生活につながっていくことでもあります。


 ヨシヤはかつてヒゼキヤがそうであったように、イスラエルの贖いにとって最も大切な過ぎ越しの祭りを再開させた。王は自分の財産の中からいけにえを民に提供したのである。そして、王の高官たち、民、祭司、レビ人のために、進んで捧げものを提供した。レビ人は、奉仕をしている人たちや賛美をリードしている人たちにもいけにえにあずかることができるようにしました。預言者サムエルの時代以来、イスラエルのどの王も、ここでヨシヤが、祭司とレビ人、そこにいる全ユダとイスラエル、エルサレムの住民とともに献げたことはなかったと記されています。これほどまでに、主を愛し、民のことを考慮したヨシヤでも大きな失敗で命を落とす結末となってしまったのであります。


 エジプトの王ネコが、ユーフラテス河畔のカルケミシュで戦うために上って来た時のことである。ネコは、ヨシヤにユダと戦うつもりがないことを使者を遣わして言ったにもかかわらず、ヨシヤは身を引かず彼と戦おうとして、変装までして敵の攻撃をかわそうとしたけれど彼は死んだのである。21節(抜粋)でネコが使者を遣わしてヨシヤに言った言葉が目に留まった。「神は、早く行くように命じておられる。私とともにおられる神に逆らうことはやめよ。さもなければ、神があなたを滅ぼされる。」その時にどうしてヨシヤは主の警告を無視したのでしょうか。解説者によると、異教徒のネコに対する見下しだと言われています。彼の高ぶりでもあったのでしょう。私たちにも言えることでもあります。異教徒の人たちを決して見下してはいけないということです。


 

天の父なる神さま。

今日の御言葉を心から感謝します。どのような異教の人にたいしても高慢にならずに、主にへりくだるように、他者にもそういう心を持って接することができますように導いてください。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン


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