『竪琴と琴とシンバルに合わせて預言する者』
四千人の大聖歌隊が二十四の組に分けられたことが記されています。四千人の大聖歌隊が歌っているところを想像した時に、それは、まるで大地が揺れ動かされんばかりの賛美だったのではないでしょうか。主に賛美している一人一人が主の臨在の中に触れられたことだと思います。ダビデがそこまで賛美にこだわったのは、やはり、神からの多くの恵みの感謝への応答だったのではないでしょうか。
ホノルル教会も以前は五十人いやそれ以上の聖歌隊がありました。その中で賛美する時に心が満たされて涙が出てくる時もあり、又、全身から喜びが湧き上がる時もありました。
25章では聖歌隊の果たすべき役割が与えられています。それは、彼らが竪琴、琴、シンバル、角笛に合わせて主をほめたたえ賛美することでした。そして賛美しながら預言するというこの二つのことでした。
賛美しながら預言することに目がとまりました。預言するとは主のことばが語られることです。私たちが主をほめたたえ賛美することとは対照的になります。ヘマンは王の先見者、つまり預言者と呼ばれています。騒がしい楽器(竪琴、琴、シンバル、角笛)の中で神が預言者に語られることってあるんですね。主は場所を選ばず、いつでもどこでも預言者に語られるということです。
ある牧師によりますと、賛美の歌には二つの種類があるそうです。神に直接歌う「垂直」の賛美と、預言的な神のことばを人々に語る「水平」の賛美です。昔からこの両面が大切にされてきたそうです。まるで縦と横の十字架の形が思い浮かびました。
私たちは礼拝で主に賛美を捧げます。賛美の時ってとても大事な時です。その賛美を通して、一人一人に語られる何かがあると思われます。牧師のメッセージの前に賛美をすることは、主をお迎えする私たちの心を整えることでもあるのです。賛美の歌詞に心を傾けながら主に賛美して、主を待ち望むことです。
愛する天の父なる神さま。御名をほめたたえます。礼拝の中で賛美をするとき、心から喜びをもって、御名をあがめる賛美ができますようにお祈りします。そして、あなたの臨在の中に入ることができますように導いてください。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン。
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