『勇気ある行動』
歴代誌第二11章を通して心に響かされたことは、二つの勇気ある行動でした。
一つ目は、10章で、レハブアム王が命がけでエルサレムに逃げて来て戦争の用意をしていた時のことです。預言者シェマヤに主のことばがあって、そのことをレハブアム王に告げたのである。
「主はこう言われる。上って行ってはならない。あなたがたの兄弟たちと戦ってはならない。それぞれ自分の家に帰れ。わたしが、こうなるように仕向けたのだから。」―4節(抜粋)―
煮えくり返る思いで苛立っていたであろうレハブアム王が、預言者シェマヤを通して語られたこの主の忠告を受け入れたことに対して、実に勇気がいることだったと思います。ダビデ王やソロモン王たちと比べて、主に祈るということがほとんどないレハブアム王にとってはよくできましたとほめたくなる心境にさせられました。これが、ヤロブアムだったらどうだっただろうかと並行して考えさせられるところです。
もう一つ目は、ヤロブアムの偶像礼拝にもかかわらず、北イスラエルの全部族の中から、イスラエルの神、主を尋ね求めようと心に決めた者たちが、礼拝を献げるためにエルサレムに来たことです。このことも大変勇気のいることだったと思います。真の神を礼拝するために自分の生まれ故郷を捨てることができたのは、彼らが心から真の神を求めるという強い信仰をもっていたからだと思います。
レハブアム王は逃げてきた人々を受け入れました。そのおかげでしょうか、彼らは三年の間、レハブアム王に力添えをして、ユダの王権を強固にしたのである。人に親切にしていればその報いは、必ず神があたえられるということにつながっていくことだと思います。
愛する天の父なる神さま。私のような罪びとが救われ、今生かされているのもすべてあなたのおかげです。まだまだ罪をおかす弱い私ですが、いつも悔い改めていくことができますように導いてください。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン
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