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2024年10月5日 使徒の働き20章

hccnichigo

「けれども、私が自分の走るべき道のりを走り尽くし、主イエスから受けた、神の恵みの福音を証しする任務を全うできるなら、自分のいのちは少しも惜しいとは思いません。」24節


 パウロの人生とその働きは、神さまに対する信仰と献身がどれほど力強いものであるかを教えてくれます。彼は、どんな困難や試練に直面しても、自分の使命を全うすることを恐れず、喜んで進んでいきました。パウロがエペソの長老たちに語りかけた別れの言葉は、彼の心の深さと神さまへの絶対的な信頼を表していると思いました。


 特に感動したのは、パウロが自分の命を惜しむことなく、ただ神さまの使命を果たすことに専念している姿勢です。私たちも、この世での多くの試練や誘惑に揺れることなく、神さまの御心をありのままに伝え、御言葉に忠実に生きたいと願います。ほんの少しでもパウロのように神さまの言葉を語る口を与えられ、神さまに用いられることを心から祈ります。


 しかし、一方で、私は時にユテコに自分を重ねてしまいます。トロアスで、パウロの長いメッセージを聞いているうちに眠気が襲い、窓から落ちてしまった彼の姿は、私の弱さを象徴しているようです。忙しい日常やその疲れから、気を抜いてしまうことがあります。それでも、ユテコはパウロを通じて神さまの力によってよみがえりました。同じように、私もイエス・キリストの恵みによって、倒れたとしても立ち上がり、再び生きる力を与えてもらっていることに心から感謝します。


 この章を通して感じたのは、神さまの御心を伝える者としてのパウロの揺るぎない忠誠心と、それを受け取る私たちの心の準備の大切さではないでしょうか。私たちがどんな状況にあっても、神さまの導きに耳を傾け、倒れても再び立ち上がる力を信じ続けることが大切だと思います。


「こういうわけで、このように多くの証人たちが、雲のように私たちを取り巻いているのですから、私たちも、一切の重荷とまとわりつく罪を捨てて、自分の前に置かれている競争を、忍耐をもって走り続けようではありませんか。」(へブル人への手紙12‐1)


愛する天のお父さま

 私たちがあなたの御心を語る口として用いられるように助けてください。どんな試練が訪れても、パウロのように忠実にあなたの道を歩み続ける力を与えてください。時にユテコのように倒れることがあっても、イエス様の救いによって再び立ち上がり、あなたの愛と恵みを伝え続けられる者としてください。イエス・キリストのお名前によりお祈りいたします。アーメン


 
 
 

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