top of page
hccnichigo

2024年10月19日 歴代誌第一6章

 この章はレビ人の系図とその奉仕について書かれている。


「ソロモンがエルサレムに主の宮を建てるまでは、この者たちが会見の天幕である幕屋の前で、歌をもって仕え、それぞれ定めにしたがって奉仕を受け持った。」(32)


 レビ人の働きは主に礼拝に関するものであったが、モーセの時代、その礼拝は律法に則り、捧げものを捧げることを中心にしたものだった。厳かでピーンと張りつめた、緊張感のあるものだったのではないかと想像する。ダビデはその幕屋にレビ人から聖歌隊をたてた。楽器を演奏する者4000人(23:5)、歌の訓練を受けた達人288人(25:7)によって昼も夜も賛美が捧げられていたというのだから、ダビデの賛美への思いは相当だったと思う。


 それまでの律法に則ったモーセの礼拝スタイルに、自分独自の礼拝方法を取り入れていくとは、とても大胆だと思う。モーセの礼拝方法は神様が示して下さったことを忠実に行うことだったのだから、それに何か付け加えることが神様を冒涜することにならないのだろうかなどと考えても不思議ではない。


 この礼拝のスタイルに、ダビデと神様の関係を見ることができる気がする。神様は彼にとって大いなる、恐れおおい神様であると同時に、もっと身近で彼を支え、導いてくださる最も慕わしいお方、最も信頼に足るお方だったに違いないと思う。この方なくして何もできないことを彼自身が深く味わっていたからこそ、まず神様をあがめていたい、賛美していたい、求めていたいという思いが、このスタイルに表現されているのではないかと思う。彼にとって礼拝は、それまでの儀式的で形式ばったものではなく、生きた神様との生きた交わりの時間であり、そこにどうしても賛美を取り入れたかったのだと思う。


 彼自身がよく神様と交わり、人格的に神様を知っていたからこそ、びくびくすることなくできた大胆な行いだと思う。神様もこのダビデの心と礼拝をきっと喜ばれたのではないかと思う。


 

天のお父様 今日のみことばを感謝します。私が神様を礼拝するとき、神様が私の心を喜んで下さいますように。神様と日々生きたお交わりをさせていただくことができますように。イエス様の御名によってお祈りいたします。アーメン



閲覧数:27回0件のコメント

最新記事

すべて表示

2024年11月9日 歴代誌第一27章

「イスラエルの子ら、すなわち、一族のかしらたち、千人隊の長、百人隊の長たち、および彼らのつかさたちは王に仕え、一年のすべての月を通して、月ごとの交代制により各分団のすべてのことに当たった。その人数は一つの分断が二万四千人であった。」1節...

2024年11月7日 歴代誌第一25章

『竪琴と琴とシンバルに合わせて預言する者』  四千人の大聖歌隊が二十四の組に分けられたことが記されています。四千人の大聖歌隊が歌っているところを想像した時に、それは、まるで大地が揺れ動かされんばかりの賛美だったのではないでしょうか。主に賛美している一人一人が主の臨在の中に触...

2024年11月6日 歴代誌第一24章

ダビデは年老い、その王位は息子ソロモンが継ぐことになりました。ダビデは、自らの時を自覚し自分が生きている間に、ソロモンが神殿を建てるための準備を始めました。  23章では、神殿が完成した後に必要となる門衛と賛美チーム、24章では祭司、レビ人、25章では再び賛美チームをコーデ...

Comments


bottom of page