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2023年9月4日 出エジプト記38章

『女たちによる献げもの』 アイゾン直子


 ベツァルエルは次にアカシヤ材で祭壇を作り、青銅で壺、十能、鉢、肉刺し、火皿といった祭壇用具、続いて洗盤、庭を作ったことを報告しています。彼はオホリアブと共に、主が命じた通りにそれらを作りました。さらに彼は使用した材料についても報告していますが、その量に驚かされます。金は約1トン、銀は約3.5トン使用したことが書いてあります(パスターまことの聖書通読一日一生参照)。私たちには想像もつかない量ですが、それら金については、エジプトからイスラエルの民に贈与されたものが奉納され、銀は二十歳以上の登録者によって献げられました。そのように主が臨在される幕屋建設は、出エジプトを体験した民たちの惜しみない献げものによって建てられていきました。


 恵みの時代である今、主が私たちの内に住んでくださるようになって以降、私たち一人ひとりが幕屋の働きをしています。しかし主イエスのからだを建て上げるためには、私たちが一緒になって働く場所が必要です。その役目を果たしているのが教会だと思います。建物である教会を運営し、主の働きに参加するためには資金が必要です。モーセ時代の民が、幕屋建設のために必要な材料を惜しみなく献げたように、現代の私たちも、キリストのからだを建て上げるための惜しみない献金が求められているように思います。


 こうして幕屋建設についての報告が続く中、突如女たちによる献げものがクローズアップされています。主は祭司たちの手足を清めるための洗盤を作るよう命じていましたが、その材料は、会見の天幕の入り口で務めをしていた女たちが持っていた青銅の鏡によって満たされました。女たちにとって、その鏡はとても大切な道具であったと思います。もしかしたら唯一の財産だったかもしれません。しかしそれを主の幕屋のために献げました。


 聖書には、時折女たちが登場し、主の働きのために最も尊い品を献げる場面が出て来ます。例えば、七つの悪霊を追い出してもらったマグダラのマリアやヘロデの執事の妻ヨハンナ、スザンナといった女たちは自分たちの財産を、罪深い女は香油を、マルタの妹マリアはナルドの香油を献げています。当時の女たちは男のように働くことが許されていなかったそうですから、彼女たちの献身は生半可な決断ではなかったと思います。そしてそのような女たちの信仰を主は愛し、喜ばれたからこそ、聖書に記されることになったのだと思います。現在は女性も自由に働くことが出来る社会になりましたが、それでも未だに男女間の格差は存在すると言われています。男の助け手として創造された女が、未だ弱者として扱われる世の中にあって、それでも主のご用のためにと献げるその姿を、父なる神はどれほど喜んでおられるかと思います。


 会見の天幕の入り口にいた女たちの鏡によって、洗盤という会見の際に最も必要なきよめの道具が作られたことは驚きです。この事実からも、主がいかに女たちの献げものを大切に扱われたかを知ることが出来ます。磨き上げれらた青銅で作られた洗盤は、聖所に向かう前の祭司たちを映し出しました。それは、無論手足を洗うためのものですが、みことばの光による自己吟味を促す道具でもあったようです。主のもとへ向かう時、祭司たちは洗盤で身をきよめ、そこに映る自分たちの信仰をみことばに照らし合わせ、身体だけでなく、心もきよくしたのではないかと思います。


「みことばを聞いても行わない人がいるなら、その人は自分の生まれつきの顔を鏡で眺める人のようです。眺めても、そこを離れると、自分がどのようであったか、すぐに忘れてしまいます、」(ヤコブ1:23‐24)


 幕屋は大勢の人々の献げものによって建てられましたが、その中でも会見の天幕の入り口にいた女たちの献げものに主は光を注がれました。彼女たちの献身の姿を教訓に、教会への献金に対する姿勢を再び整えたいと思います。


祈り:愛する天のお父さま。名もない女たちの献げものでさえ、聖書に記すべき出来事として扱われたことに感動を覚えます。それは私にとって、あなたの愛が惜しみなく、すべての人の上に注がれているということを確信する記述となりました。更にそのことを通して、献金は主のご計画への参加、恵みのわざへの参加であるという気づきが与えられました。私に与えられています恵みの一端でさえ、主の栄光となることを信じ、惜しみなく献げる者でありたいと願います。どうそ、お導きください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン

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