祭司職の務めの直後に悲しい出来事が起こる。アロンの子ナダブとアビフは、主が彼らに命じたものではない異なる火を主の前に献げたので、彼らは主によって焼き尽くされて死んだ。何と哀れなことでしょうか。余談ではあるが、父であるアロンはどういう気持ちだったのかと思わされる箇所である。
しかし、ナダブとアビフのとった行動は主の命令に逆らったことをしたのである。祭司としての最も大切なことは、主を敬う心、主に喜ばれる心、などを忠実に守ることなのに、彼らはいつしか自分の思いで動いてしまったのである。
ナダブとアビブの問題は、祭司職というのをよく理解していなかったのでしょう。主に近づくことがどれほど大変なもので、いのちがけの職であるかということを。そして、モーセは主が語られたことをアロンに言ったのである。
「わたしに近くある者たちによって、わたしは自分が聖であることを示し、民全体に向けてわたしは自分の栄光を現す。」3節(抜粋)
さらにモーセは、アロンとその子エルアザルとイタマルに語るのである。自分たちの身内が死んだことには泣き悲しんでいいが、髪の毛を乱したり衣を引き裂いたりしてはならないと。そして、祭司にとって大切なのは、自分の使命を忘れず、どんな時でも主のことばに従うということである、と語った。
主にえらばれた祭司としての厳しい使命をみせられた思いである。
愛する天の父なる神さま。いかなることも自分の判断で行動に走ることがありませんように。聖なるあなたにいつも祈ることができますように導いてください。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン
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