top of page
  • HCCnichigo

2023年8月5日 出エジプト記8章

 この8章には、モーセを通して神がエジプトに下した10の災いのうちの3つが記されています。蛙、ブヨ、アブの大量発生です。その度ごとにファラオは、モーセの要望を一度は許可するのですが、15節「ところが、ファラオは一息つけると思うと、心を硬くし、彼の言うことを聞き入れなかった。」、19節「しかし、ファラオの心は頑なになり、彼の言うことを聞き入れなかった。」、32節「しかし、ファラオはまたも心を硬くし、民を去らせなかった。」と3度同じ事が記されています。

 

「硬い心」では、神の御声に聴き従うことができません。硬い心は、神の御声をはねのけ、神の示した道に歩むことを拒みます。  

 その硬い心を砕くために、神は私たちに試練を与えることがあります。人生に起こる出来事(全てではありませんが)は、私たちの硬い心を砕くためにある場合があります。

 ダビデの告白が心に浮かびます。

 詩篇51篇「神へのいけにえは、砕かれた霊。打たれ、砕かれた心。神よ あなたはそれを蔑まれません。」

 ダビデもまた、心が硬くなっていたのでしょう。高慢というプライドの城壁がだんだんと高く築かれていたのでしょう。ファラオも同じです。そして私たちも同じです。

 

 神は、私たちの硬い心を砕こうとされます。私たちが柔らかな心を持って、主の御声に聴き従うためです。

 砕かれるということは、決して心地よいものではありません。厳しく、辛く感じます。しかし、人生の様々な出来事を通して、結果として自分の心が砕かれるなら、それは幸いなことです。

 イエスの言われた通りです。

 マタイ5章3節「心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人たちのものだからです。」


 自分の心は硬いと思わされるとき、私たちは祈りに導かれます。


 天の父なる神さま

 私たちの心は、なんて硬いのでしょうか。どうか、あなたの恵みによって、私たちの心を柔らかくしてください。あなたの御声に素直に聴き従うことのできる柔らかい心をください。あなたの愛の呼びかけに耳を開ける柔らかな心を与えてください。

 主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン


閲覧数:27回

最新記事

すべて表示

「モーセは天幕に入ることができなかった」 日本の神社がここで示されている幕屋の構造と似ている事に気づかれたでしょうか。神社の鳥居がなぜ赤いのかは分かりませんが、出エジプトでイスラエルの民が門柱を羊の血で塗った事を思い起こさせませんか。神社の境内に入ると手水舎(ちょうずや)で清めます。幕屋にも洗盤があって身を清めます。香をたてるのは幕屋の祈りを捧げる香壇を思い出させるし、賽銭箱で拝むのは略式参拝、そ

幕屋の完成 いよいよ、幕屋が完成します。ユダヤ暦の1月、新年のニサンの月の第一日に幕屋を設営します。これは私達の太陽暦での3~4月に当たるわけですが、やがてこのユダヤ暦で新年の15日から21日の日没まで過越の祭りが行われます。 大祭司の胸当てエポデには12部族を表し、荒野でのそれぞれ幕屋の周りにの宿営と行進する順番通りにエポデに組み込まれてゆくわけですが、それぞれの宝石と代表する部族には深い意味が

『女たちによる献げもの』 アイゾン直子 ベツァルエルは次にアカシヤ材で祭壇を作り、青銅で壺、十能、鉢、肉刺し、火皿といった祭壇用具、続いて洗盤、庭を作ったことを報告しています。彼はオホリアブと共に、主が命じた通りにそれらを作りました。さらに彼は使用した材料についても報告していますが、その量に驚かされます。金は約1トン、銀は約3.5トン使用したことが書いてあります(パスターまことの聖書通読一日一生参

bottom of page