30章は、幕屋について四つのことが記されている。
香をたくための祭壇の作り方、イスラエルの民で二十歳以上の男子が主に納める償い金について、会見の天幕と祭壇の間に置く洗盤の作り方、聖所で用いられる香の作り方、などが述べられている。
四つ述べられた中で示されたのは、イスラエルの民の二十歳以上の男子が主に納める奉納物のところである。「あなたがたのたましいのために宥めを行おうと、主に奉納物を納めるときには、富む人も半シェケルより多く払ってはならず、貧しい人もそれより少なく払ってはならない。」-15節-
どういうことかと言うと、富んだ者も貧しい者も、主に納めるのは半シェケルである。それは、神の前にだれもが平等であるということを教えるためであったのです。神の目からみたら私たちは、だれでも自分のたましいのために宥めを行うべき罪人であるということです。
そして、主の述べられた割合で香を作る時の警告にも目が留まった。「その割合で作る香を自分たちのために作ってはならない。それはあなたにとって、主に対して聖なるものである。これと似たものを作って、これを嗅ぐ者は、自分の民の間から断ち切られる。」-37~38節-
端正込めて作ったものは自分のためのものである、と思う私たちが陥りやすい高慢への警告でもあるのです。すべては、神が主人公であるということを覚えていきたいです。
すべてにおいて主人公は、神であることをいつも心に留めてあゆむことのできる信仰の道に導いてください。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン
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