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2023年8月22日 出エジプト記25章

hccnichigo

「幕屋、宥めの蓋とアーモンド」


 この25章から主の臨在される幕屋の構造がモーセに告げられる。主がイスラエルの民のただ中に住むための聖所造りを命じられた。そこに主が臨在される、至聖所には契約の箱がありその上に宥めの蓋 Mercy Seatです。蓋の上には二つの天使ケルビムが向かい合うようにして、その間から主が会見されると22節には書いてあります。

 ケルビムが見るのは、宥めの蓋に、振りかけられる贖いのための生贄の血を見るためでしょう。ですから宥めの蓋は、罪を覆い、私達のために流される御子、主イエスを表しているのです。

 

 ここで、幕屋の構造を霊的に考えてみましょう。私たち人間の構造は、肉体の身体と魂がありますが、その中に霊も存在すると聖書は記します。


 テサロニケI 5章23節「平和の神ご自身が、あなたがたを完全に聖なるものとしてくださいますように。あなたがたの霊、たましい、からだのすべてが、私たちの主イエス・キリストの来臨のときに、責められるところのないものとして保たれていますように。」

 

 ここにあるように、人は霊と魂と身体で構成されていて、魂はSoul, Mindがあり、心とか魂もしくは精神、日本人には気とも言われて、私達の身体を支配する意志と言えるでしょう。それとは別に、神と接するのが霊であります。身体と魂と霊の関係を、神が臨在する幕屋の構造と比較すると、外界に接する外庭、これが身体であって、その中に、魂にあたる聖所と神と接する霊、至聖所に例えられるのです。そうして、私達は原罪のために、霊である至聖所が死んでいる、もしくは眠っている状態で生まれてきて、人の霊が目覚めるのは神の霊に接した時に、霊の目が開いて目覚めるということになるのです。神が息を吹きかけられた時に生きる者となり、善悪の木から採って食べた時に神と繋がる霊が死んでしまった者となってしまいました。しかし、主イエスによってもう一度、私たちの霊が神と繋がることができるようになりました。

 

 このように幕屋の構造と仕組みには、さまざまな神の深い、示しがあるので、それぞれがどのような意味を持つのかよくよく考え、瞑想することが必要となります。これから続く章で幕屋の外庭、外壁のサイズが指示されるのですが、不思議な事に、人間の身体にあたる幕屋の外庭を囲むのは、全部で300キュピトの長さで、入り口の長さを引くと280キュピトとなるのですが、これは出産予定日の280日にあたるのです。(参照:銘型牧師の牧師の書斎) 何という不思議でしょう。

 

 さてこの25章の後半は、純金の燭台をアーモンドの花の形で造れとあるのです。アーモンドは、他の木よりも早く芽を出して、桜に似た花が早春に咲きますね。このヘブル語は「シャーケード」その語源「シャーカド」には、目覚める、期待している、目を見張っているという意味があって、初穂の主イエスへの期待を表しますし、ユダヤ人にとってもこの燭台「メノーラー🕎」は希望の象徴、私達クリスチャンの教会にとっても、主イエスの再臨を期待してる花嫁、教会の希望の象徴でもあるわけです。


祈り

今日から、聖書のわかりにくい幕屋の構造やその材料の話になりますが、どうか霊の目を開くことができて理解できますように、魂と霊がみことばに触れますように アーメン


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