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2023年8月20日 出エジプト記23章

 23章は十戒を守り、主に仕えるべきことを教えている。


 法廷において、偽りのうわさを口にしてはならない、悪者と組んで、悪意のある証人となってはならない、多数に従ってねじ曲げた証言をしてはならない、弱い物をかばってもいけないなどのことが忠告されている。


 先日古い法廷ヒューマンドラマ(Sleepersというタイトルで、この意味は9か月以上少年院に収容された青少年犯罪者を指すスラングということである。)をみた。これは主人公の原作者の実体験によって書かれたものであるといわれていて、4人の仲良しグループが悪さをして少年院に送られ、そこで4人の看守による陰鬱な横暴で4人は心に深い傷をもって大人になっていくのである。大人になった4人のうちの2人が一番酷かった看守を殺して、残りの2人がいろんな協力者によって看守達に復讐をしていくストーリーであった。


 なかでも、法廷で友人の4人の中の1人が検事でありながら弁護士のほうに自分の書いたシナリオを渡して、その通りに尋問したり、4人を幼少期の頃から可愛がってくれていた神父が嘘の証言をしたり、4人の看守だった1人が涙を流して自分達がやってきたことを十字架を握りながら悪かったと告白したことだった。判決で仲間の2人は無罪を勝ち得たが、なぜか私の心は晴れ晴れとした最後を受け入れることができなかった。


 ちなみに無罪を勝ち得た仲間の2人は、殺人手配中で最後は無惨な死に方でこの世を去った。1人は十字架を握っていたそうだ。検事をしていた1人は辞職して田舎で大工をして暮らしているとのことだった。無罪を勝ち得ても、真の神、主に仕えなければ、永遠の平安、自由を手にすることはできないのである。


「あなたがたの神、主に仕えよ。そうすれば、主はあなたのパンと水を祝福する。わたしはあなたの中から病気を取り除く。」25節



 愛する天の父よ。無罪を勝ち得ても、主の義なる道に沿っていかなければ決して心に平安をもつことができないことを示してくださってありがとうございます。いつもあなたに仕えていくことができるようにどうぞこの私を用いてください。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン



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