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2023年8月18日 出エジプト記21章

 20章に続いて、神と民との間における定めが記述されていて、 前半(1~11)が奴隷に関する定めで、後半(12~36)は殺傷事件についての定めです。 一つ一つの定めは当時の社会を取り扱っているので、そのまま今の社会に適用することはできませんが、その背後にある原則は今の法律にも反映されていると思います。 「定め」は、今の言葉に直せば法令で、さばきつかさが、イスラエルの間で起こった事件について裁くための物差しとして参照したわけです。


 その中で、世の中でよく耳にする言い回しの「目には目を、歯に歯を、手には手を、足には足を、、、」が、23節から25節に書かれています。 解説書によれば、この言い回しは、モーセの十戒よりも前に書かれたといわれるハムラビ法典から引用されているそうです。


 でも、イエス様は、この聖句をマタイによる福音書5章の38節から44節で引用され、逆に、「しかし、わたしはあなたがたに言います。悪い者に手向かってはいけません。あなたの右の頬を打つ者には左の頬も向けなさい。」と。 更には、45節では、「天におられるあなたがたの父のこどもになるためです。 父はご自分の太陽を悪人にも善人にも昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださるからです。」と言われました。


 逸脱してしまいました。 父のこどもになるのは容易ではないように思われますが、神様が皆を同じように愛していてくださることは、真実で、事実であることを覚えて感謝します。


 天におられる愛の神様、あなたの御言葉をありがとうございます。 色々な定めが、神様とわたしたち人間の間に昔から存在していたことを認識でき、感謝です。イエス・キリスト様の御名によって祈ります。 アーメン


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