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2023年7月9日 テトスへの手紙 3章

『良いわざ』


 パウロは、この3章で良いわざを進んでする者について述べている。


 良いわざを進んでする者になるには、だれも中傷せず、争わず、柔和で、すべての人にあくまで礼儀正しい者となるようにしなさいと語っている。優しいようで大変むずかしいことである。中傷、争い、柔和は私たちが生きていく上で絶えず真向から対処しなければならない課題である。かつてのパウロは、中傷して、争い、柔和でない者でした。そのような彼が変えられたのは、ただイエスの哀れみと恵みによって救われ、聖霊を注いでくださったのである。聖霊によらずには良いわざは行われないということである。


 そして、「良いわざに励むことを心がける」とは、愚かな議論、系図、律法についての論争は避けることである。それらのことは無益で、むなしいものであるからです。教会生活でむつかしいことは論争を避けることではないでしょうか。論争は分派につながっていくからです。私たちが、確信をもって主の真実を語るようになれるのは、イエスにつながって正しいことに励んでいく心がけではないでしょうか。


 14節(抜粋)でパウロは「良いわざに励むように教えられなければなりません。」と述べています。励んだ後は、仲間が実を結ばない者にならないように教えられなかければならないということである。共に正しい実を結んで成長していくことである。一人でできることではないので、常に教会員の一人一人と主に在って愛し、励ましあっていくことではないでしょうか。


 愛する天の父なる神さま。御名をほめたたえます。今日もあなたの御言葉を示してくださってありがとうございます。あなたの訓戒にそって歩むことができますように、教会員の一人一人と共に良いわざの道に歩むことができますように導いてください。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン


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