出エジプト記の中心人物モーセの誕生である。
モーセの誕生から、成人、エジプト人の殺害、逃走、ミディアンの地に着き、ツィポラの父レウエルから好意を寄せられて、娘ツィポラを嫁にもらって、男の子が与えられるというながれである。
モーセは、実に女性の方々からの助けを神から与えられたと思う。生まれた時に男の子であったために死ぬ運命だったのに、産婆さんのそれこそ主から与えられた知恵によって命拾いした。そして、大きくなっていく息子を自分の傍に置けないことを知った母親は、モーセをかごにいれてナイル川の岸の葦の茂みのなかに置いた。母の勇気あるその行動を神はしっかりとごらんになられて次の助け人をお与えになられのである。
ファラオの娘が水浴びしようとナイル川にきたら、泣いている赤子のモーセを侍女たちがみつけてファラオの娘のところに連れてきて事情を説明した。そこへ、モーセの姉が気を利かして乳母の手配をするのである。ファラオの娘は乳母に頼んで乳を飲ませてやしなわせたのである。すべては神のご計画によるものだったのでしょう。
フランスの作家、ヴィクトル・ユーゴーの言葉にある、「女は弱しされど母は強し」ということだけど、ここでは母だけとは限らない。神が介入してくださるなら、母だけではなく女も強くなれるということである。
主は、誰でも素直になって神を恐れることができる者をとうとく用いてくださって、そして、豊かに祝福してくださるのである。
祈り
天の父なる神さま、あなたが用いられる人は、どんな時でも神を恐れることができるような人であることを知らせて下さってありがとうございます。私も日々の生活に主を恐れることを覚えて歩ませてください。主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン
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