「主が彼とともにおられ」
ヨセフはエジプトへ連れて行かれ、波乱万丈な出来事を経験するけれども、主が彼とともにおられたので、成功した時、又、危機に瀕した時からの回避ができたことが記されている。
エジプト王ファラオの侍従長に奴隷として買われたヨセフは、主がともにおられたので彼がすることなすことすべてが成功する。それを見た主人は、彼に家と全財産の管理をゆだねたのである。主人が彼にその家と財産を管理させたときから、主はヨセフのゆえに、このエジプト人の家を祝福されたのである。神は、ヨセフばかりか、ヨセフを信じてすべてをまかした主人の家も祝福されたのである。なんという神の恵みでしょうか。
仕事の成功で幸せな気分になったヨセフに歯止めをさすかのように、今度は彼に誘惑の魔の手が忍びよってきたのである。ヨセフは体格も良く、顔だちも美しかったので主人の妻が彼を誘惑しました。何度も誘惑をされたがヨセフは、9節(抜粋)で「神に対して罪を犯すことができるでしょうか」と誘惑を避けたのである。しかし、ヨセフは彼女に執拗な手を使われて無実の罪を着せられ監獄に入れられたのである。それでもヨセフは文句一つも言いませんでした。
監獄にいても、監獄の長の心にかなって囚人をまとめたり、監獄を管理する役目をゆだねられたのである。それは、主が彼とともにおられ、彼が何をしても、主がそれを成功させてくださったからです。ヨセフがそれほどまでに神から祝福されたのは、彼がエジプトに売られた原因が自分の高慢にあったことに気づいて悔い改めたからではないだろうかと解説者は語っています。
愛する天の父なる神さま。あなたは、いつも私とともにおられることを感謝します。そのことをいつも覚えて謙遜になり、他者のために祈り、支えていくことができますように導いてください。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン
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