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2023年4月1日 ディボーション

ナホム書 1章


『ねたみ、復讐する神』


 長くユダを苦しめていたアッシリアの首都、ニエべを陥落させる神のさばきの預言書だ。

「主はねたんで復讐する神。」(2節)

 一見ヒールに感じ、愛の神さまからはほど遠い、と感じるほどに強烈なことばで始まるナホム書だ。

 だけど、「ねたむ」は神の激しい熱愛を表すことばだ。

「わたしは、エルサレムとシオンをねたむほど激しく愛した。」(ゼカリヤ1;14)

 神さまは、愛する者が虐げられたり、たぶらかされたりしていることに対して、燃えるような怒りを表す。神さまの怒りは敵の悪によって引き出される、相対的なもの。そして神さまは、

「怒るのに遅く、力強い方。」(3節抜粋)

 ただし、悪に対して復讐せずにはおかない方だ。神さまの復讐は、私たちが持つ怨み辛みなどを動機とはしておらず、あくまで義のゆえ。

 さばきのない救いがないように、復讐なき慰めもない、ということなのだろう。

「主はいつくしみ深く、苦難の日の砦。」(7節抜粋)

 神さまはすべての者を常にいつくしみ深く接し、私たちの砦となり、守ってくださる方。だから、パウロはこう語る。(ローマ12:19)

「愛する者たちで自分で復讐してはいけません。神の怒りにゆだねなさい。こう書かれているからです。「復讐はわたしのもの。わたしが報復する。」主はそう言われます。」


 後半はユダに対する慰めと祝福のことば。

「ユダよ、あなたの祭りを祝い、あなたの誓願を果たせ。」(15節抜粋)

 新たな始まり、喜びの響きを感じる。新たな始まりは、神さまとの出会いなくしては始まらない。

 神さま、神さまとの出会いを大切に、いつも応答できますように。

「だれに対しても悪に悪を返さず、すべての人が良いと思うことを心がけなさい。」(ローマ12:17)イエスさまのお名前で感謝して、みことばで祈ります。アーメン

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