ホセア書 4章
「真実もなく、誠実もなく、神を知ることもない北イスラエル王国への偶像崇拝への罪に対するさばきの宣告。」
ホセア書3章では、真の愛のことが描かれていて心が癒される主のメッセージだっただけに、ホセア書4章はがらりと打って変わってイスラエルのさばきの宣告が述べられているのである。聖書とは、いや神のみことばは、まさに歴史は繰り返すの一言につきるのではないかと思わされた。すべては、人の心が神から離れた時におこるのではないだろうか。
神は、実に悲しいことを語られている。民も祭司もにせ預言者もみんな偶像崇拝という罪をおかしているのである。彼らには、真実、誠実もなく、神を知ることもない。彼らにあるのは、呪い、欺き、殺人、盗み、姦通、そして、流血に流血が続いている。このことは、出エジプトの時に与えられた十戒のすべてが破られていたということである。神は決してこの状態を見逃しはしない。神は、19節で「風はその翼で彼らを巻き込む。彼らは自分たちのいけにえのゆえに恥を見る。」と言われておられる。
神は、最後には彼らを吹き飛ばすということである。
北イスラエル王国の罪のさばきから学ばされることは、どんな地位のある人であろうとなかろうと、最後に決めるのは自分自身であるということ。赤信号みんなと渡れば怖くない、ということわざをおきかえて、偶像崇拝みんなと崇拝すれば神は怖くないということにならないように、勇気を出して、「みんなと」というなかから孤立して真の神を見上げて決心していけるようになれる者でありたい。
愛する天の父なる神さま。私も、「みんなと」ということに行動することに慣れてしまって、時にはなかなかそれからぬけだせない時があります。いい時と悪い時をよく見分ける心を与えてください。そして、正しい判断で歩むことがことができますように導いてください。感謝して主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン
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