ホセア書二章
『神のかわらぬ愛』
第一章で、淫行の妻(デムライムの娘ゴメル)をめとれと主に言われたホセア(12人の小預言者の一人)ですが、この書物を通してイスラエルの人々、そして私達が神は愛の神である事を思い出すようにと励ましています。神の、ご自身の契約の民に対する変わらない忠実さがその愛の大きさを物語っています。イスラエルが何度も何度も他の神々により頼んでも変わらない神の愛が、不誠実な妻を愛し続ける夫の姿(ホセア)を通して語られています。又、ホセアの預言は神の愛に背を向ける人々に対する警告でもあります。ホセアとゴメルの結婚を通して、偶像崇拝を続けるイスラエルに対する神の愛が、罪と裁きと赦しの愛というテーマで描かれています。
神が異邦人達(ユダヤ人以外の人種、私達のことでもあります)をご自分の民とするという素晴らしい預言が23節には書かれています。「わたしはわたしのために地に彼女を蒔き、あわれまれない者をあわれむ。わたしは、わたしの民ではない者に『あなたはわたしの民』と言い、彼は『あなたは私の神』と応える。」(23節) 解説書によれば、ホセアの預言のメッセージは700年後に現れるメシヤを予示していて、ホセア書の聖句は新約聖書で幾度となく引用されています。
ホセア書では、神の御自分の民に対する条件抜きの愛を保証していますが、同時に神がこれほど御自分の民に侮辱されて怒っているかをも描いている書物です。神がどんなにか私達に愛を示して下さったのかを思い出すことによって、私達は、栄光のうちの永遠の命を与えることが出来る方を拒む事なく生きる事ができます。私達が創造主を敬って生きる事を習うことはとても大事です。ホセアは、失敗した時に本当にそれを悲しみ、悔い改める時に神は私達に永遠の愛を示してくださる事を私達に教えています。
1ヨハネ1:9 「もし、私たちが自分の罪を告白するなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、私たちをすべての不義からきよめてくださいます。」
主よ、あなたの御名をほめたたえます。寛容で憐れみ深いお方、あなたのはかりしれない愛を感謝します。そしていつも見守っていてくださることを有難うございます。イエスキリスト様の御名によって祈ります。アーメン
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