申命記5章から26章まではモーセの長い第二の説教の始まりと言われていて、その内容はシナイ山で与えられた十戒が再び教えられています。申命記は、その意味(重ねて命じる)の通り、くり返し、くり返し十戒を教えている書であり、又、人間としての標準的なあるべき姿だと言われているそうです。
くり返し教えられた理由は、十戒で示されている契約は、単に過去の人々とだけではなく、その時生きているイスラエルの民とも結ばれたものであることを、確認するためだと言われている。昔シナイ山にいた人々はみな死んでしまいましたが、その後の人々も「顔と顔を合わせて」主とお会いする必要があったのです。またこの契約はどんな時代でも変わらないことを示すためでもあったのです。
十戒が与えられたとき、火と雲と闇で包まれたシナイ山から主の御声を聞いた人々の応答が述べられている。主がどれほど偉大で恐るべきお方であるかを体験した民は、自分たちに代わって主のことばを聞いてくれるように、モーセに願い出たのである。
主もそのことを聞いておられて、認められた。そして、民を自分たちの天幕に帰らせた。主の命令でモーセだけがとどまり、民がこれから所有しようとする地において彼らに教えるすべての掟と定めを語られたのである。
「あなたがたは、あなたがたの神、主が命じられたとおりに守り行いなさい。右にも左にもそれてはならない。」-32節-
「あなたがたの神、主が命じられた道をあくまで歩み続けなければならない。あなたがたが生き、幸せになり、あなたがたが所有するその地で、あなたの日々が長く続くようにするためである。」-33節-
天の父なる神さま。主が命じられた道を右にも左にもそれることなく歩み続けることができますように導いてください。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン。
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