20章は、患難時代の後に来る千年王国の予言と言われている。
竜、すなわち、悪魔でありサタンである古い蛇が捕えられて、千年の間、底知れぬ所に投げ込まれることが預言されている。アダムとエバを欺いた古い蛇は、この時に至るまで諸国の民を惑わし、獣や偽預言者を背後で操ってきていたが、ついにその働きの終わる時が来たのである。しかし、千年の後に、竜はしばらくの間、解き放たれることになる。
千年の終わりにサタンは解き放たれ、諸国の軍勢を率いて聖徒たちの陣営を包囲する。しかし天からの火が彼らを焼き尽くし、サタンは火と硫黄の池に投げ込まれるのである。イタリアのバチカンで見た最後の審判の絵がリアルに迫ってきて、鳥肌がたってきたのが思い出された。
さらにすべての死んだ人々が御座の前に立ち、彼らの行いに応じてさばかれるのである。つまり、獣の刻印を受けた邪悪な人々は、千年の後に、サタンと同じ火の池に投げ込まれるのである。これが第二の死である。
しかし、主イエスを信じるゆえに殉教した人々や、どんなに迫害をうけても獣の刻印を受けなかった人々が、この時に生き返り、キリストとともに地上を支配することになるのです。これが第一の復活で、彼らに対しては永遠の滅びを意味する第二の死は何の力も持っていません。私たちもイエス・キリストの十字架の血潮によって、いのちの書に名前がしるされているということ、そして、第二の死が何の力も持っていないことを確信していきたいと思います。
愛する天の父なる神さま。人は、誰でも必ず死にます。死んだ後には最後の審判が待っています。そのことを覚えて、日々の悔い改め、人を愛し、赦し、助け合っていくことができる心に作り変えてください。そして、いつも主を見上げていくことができますように導いてください。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン。
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