5章から7つの封印の話しが始まる。6章からは、その封印が解かれていく。5章には、屠られた子羊 イエス・キリストへの賛美が捧げられている。
「彼らは大声で言った。『屠られた子羊は、力と富と知恵と勢いと誉れと栄光と賛美を受けるにふさわしい方です。』」(12)
この「彼ら」とは、万の数万倍、千の数千倍の御使いのことである(11)。天には、これだけの数の御使いたちがいて、常に神を賛美しているのだ。その賛美の中心は「屠られた子羊」であるイエス・キリストである。
さらに13節には「天と地と地の下と海にいるすべての造られたもの、それらの中にあるすべてのものがこう言うのを聞いた。『御座におられる方と子羊に、賛美と誉れと栄光と力が、世々限りなくあるように。』」(13)
ここでは、被造物のすべて、植物も動物も魚も、すべてが神を賛美している様子が描かれている。
「全地よ 主に向かって喜びの声をあげよ。」(詩篇100:1)
神が造られた全地は、神への賛美に満ち溢れている。私たちは、全地と共に、全被造物と共に、主を賛美するのだ。そして賛美を受けるべき方は「子羊」であるイエス・キリストである。
まさに天にも地にも賛美が満ちている。私たちが今この地上で捧げている賛美は、この天と地の賛美に呼応するものであり、天と地の大賛美集会に参加していることになるのだ。主日の礼拝式ではもちろん、普段から私たちが賛美するとき、この天と地の賛美を意識したい。
「♪ 天と共に賛美しよう ♬」が心に湧いてくる。私たちの賛美は、「天と共に賛美する」賛美なのだ。
ハレルヤ!
天の父なる神さま
今も、天においては御使いたちによる賛美が捧げられ、さらに全被造物が神を賛美しています。まことに天にも地にも、賛美が満ちています。
私たちが賛美するとき、この天と地の賛美を意識させてください。賛美の力、恵み、栄光を体験させてください。
今日も、私たちは、十字架で死なれ、復活された、主イエス・キリストを賛美します。 主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン
文:関真士
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