本日から黙示録に入る。新約聖書の一番最後の書である。
イエスの愛弟子ヨハネが、エーゲ海のパトモス島に流刑された際に未来について書いた。御使いにより告げられた神のことばとイエス・キリストの証しが書かれている。一章最後20節から二章の初めで、小アジアにある七つの教会に向けてこのことを伝えるように言われている。
黙示録には、この世の終末、最後の審判、キリストの再臨と神の国の到来、信仰者の勝利など預言的内容が象徴的表現で描かれている。
作者ヨハネは西暦80年代に『ヨハネの福音書』、90年代に『ヨハネの書簡1〜3』、そして90年代後半にパトモス島で流刑中に『ヨハネの黙示録』を執筆した。エフェソスにて釈放された後の余生を過ごす。12使徒の中で一番若く、殉教せず、寿命を全うするまで宣教活動に力を注いだ。
『地震 雷 火事 親父』日本で特に怖いものを順に並べたことばであったが、今では子供をきちんとしかる親が減ったらしく「親父」は抜かした方が良さそうだ。黙示録の著者ヨハネは「雷の子」とイエスから呼ばれていた。よっぽど怒りんぼだったのだろう。
かなり昔だが私の父親も優しかった、しかし沈黙を守っている時は逆に怖かった。
私がウソをついたのがわかっているのに、父が怖い顔で何も言わなかった時である。17歳の時に女子で花火を見に行くと、うそをついて実際には男子と二人きりで行ったから。帰り送ってくれたその人を兄が見て親に報告。母があとで「お父さん、カンカンよ」と。その顔は憮然として話しもしてくれず確かに怖かった。愛するがゆえに「うそ」に怒りを覚え、私を心配したことだったろう。
さて、本題 ヨハネの黙示録 に繰り返し出てくることばがある。以下太字は全てイエス・キリストを示している。アルファ(α)とオメガ(Ω)はギリシャ語24文字の最初と最後の文字。オメガ(Ω)が最後で終わりや死を意味する。このことばが私は大好きで「永遠」が感じられる。
1:8 「神である主、今おられ、昔おられ、やがて来られる方、全能者がこう言われる。「わたしはアルファであり、オメガである。」」
1:17 「この方を見たとき、私は死んだ者のように、その足もとに倒れ込んだ。すると、その方は私の上に右手を置いて言われた。
「恐れることはない。わたしは初めであり、終わりであり、
1:18 生きている者である。わたしは死んだが、見よ、世々限りなく生きている。また、死とよみの鍵を持っている。
1:19 それゆえ、あなたが見たこと、今あること、この後起ころうとしていることを書き記せ。」」
祈り: 愛する天の父なる神様
「初め」アルファであり「終わり」オメガである主イエス・キリストの御名をあがめます。愛しています、そして愛してくださりありがとうございます。いつもそばにいて励ましてくださり感謝します。
「雷の子」と呼ばれていたヨハネは後に、自分のことを「イエスに愛された弟子のわたし」と言うようになりイエス様により変えられたことがよくわかる。「イエスに愛されているわたし」と自分をよぶが、公的にそう呼ぶにはまだふさわしくない者のように感じる。今は私にとって、沈黙されているようにも感じられ、怖いです。
どうかあなたの啓示が受け取れる器に練り返して下さい。また、一人でも多くの方があなたの愛を知ることができますように。尊いイエス・キリストの御名により祈ります。アーメン
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