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2023年11月22日 民数記第34章

  • hccnichigo
  • 2023年11月22日
  • 読了時間: 3分

「これが、カナンの地でイスラエルの子らへの相続地を受け継がせるようにと、主が命じた人たちである。」(29)


 約束の地カナンに入ったとき、その土地をそれぞれの部族ごとに割り当てる作業がある。その前に、アブラハムに約束されたイスラエルに与えられる土地の境界線が告げられる。そしてモーセは、その時にはすでにいないので、祭司エルアザルとヌンの子ヨシュアが、その割り当て作業を統括することになる。そして各部族からの代表者が出て、それぞれに割り当てられた相続地を受け取っていく。


 この土地の割り当てということを、私たちへのメッセージとして受け取るならば、それは、それぞれに与えられたミッション・フィールド(宣教地)と言うことできるだろう。それぞれの教会には任せられた宣教地がある。

 地域、言語、文化などによって、それぞれの教会の宣教地には特徴がある。ホノルル教会の日本語部は、オアフ島に住む日本語理解者が宣教地であることは明白だ。

 私たちは、すべての人に福音を宣べ伝えるが、中国の方、フィリピンの方、インドの方々に福音を伝えるためには、その国の言語や文化を習得しなければならない。さらには、全世界に福音を伝えるなら、全世界の言語と文化を習得しなければならない。

 それは無理な話しである。私たちには、それぞれが主から委ねられた宣教地がある。その委ねられた領域において忠実に主の召しに応えていくのだ。だからこそ、自分たちとは別の宣教地を委ねられている教会を応援し共に働くのだ。

 オアフ島の地図を思い浮かべて、それぞれの宣教地を色で塗っていくなら、とてもカラフルになるだろう。そしてホノルル教会だけだと、オアフ島のほんの一部を担っているのだと分かる。

 すべての教会が一つになってはじめて、オアフ島全体が、神の国の色に染まっていくのだ。


 ただし今の時代、インターネットを通して、物理的な場所を越えて、また言語、文化も越えて、福音が宣教されてきている。その意味では、ホノルル教会の宣教地はオアフ島を越えて、さらに拡がっていくだろう。いずれにしても、私たちに主から委ねられた宣教地を、神の国に獲得するために、武力ではなく、愛によって占領していくのである。


 天の父なる神さま

 私たちには、あなたから委ねられた宣教地があることを感謝します。委ねられた事に忠実に働くことができますように。聖霊の力と励ましを与えてください。

 また、他の宣教地を委ねられた諸教会を祝福し応援し、共に神の国のために働くことができますように。私たちに御霊による一致を与えてください。

 主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン    文:関真士


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