『特別な祝日のささげもの』
28章の定期的にささげる物の規定に続いて、29章では、特別な祝日の捧げものの規定が述べられています。 具体的には、ラッパが吹き鳴らされる日の捧げもの(29:1-6)、第七の月の10日の捧げもの(29:7-11)と第七の月の15日から七日間の捧げものです(29:7-40)。
第七の月は現在の西暦にすると、9月あるいは10月で、ユダヤ暦でロシュハシャナ、新年祭の時期にあたります。
第七の月には、その月の一日に聖なる会合を開かなければならない。 あなたがたは、いかなる労働もしてはならない。これを、あなた方にとって角笛が吹き鳴らされる日としなければならない。あなたがたは、次のものを捧げよ。主への芳ばしい香りとして、全焼のささげ物、すなわち、若い雄牛一頭、雄羊一匹。傷のない一歳の雄の子羊七匹。
そして、穀物のささげ物が次に続きます。油を混ぜた小麦粉を、雄牛一頭につき十分の三エパ、雄羊一匹につき十分の二エパ、七匹の子羊については、一匹につき十分の一エパ。七匹の子羊については、一匹につき十分の一エパ。(29:3-4)
それから、5節では、「また、あなたがたのために宥めを行うには、罪のきよめのささげ物として、雄やぎ一匹。」と続きます。
「これとは別に、新月祭の全焼のささげ物とその穀物のささげ物、常供の全焼のささげ物とその穀物のささげ物、および、それらに添える注ぎのささげ物、すなわち、規定による、主への食物のささげ物、芳ばしい香り。」(29:6)
この6節で、角笛が吹き鳴らされる新年の一日目のささげ物の説明が終わります。
この第七の月の十日には、あなたがたは聖なる会合を開き、自らを戒めなければならない。いかなる仕事もしてはならない。(29:7)
この日は、贖罪日(ヨムキプール)といって、年に一度大祭司が至聖所に入って行き、イスラエルの民のために贖いをします。この日は、戒める、すなわち、断食をしなければなりませんでした。そして全焼のいけにえと穀物のささげもの、注ぎのささげものをささげます。
第七の月の十五日には、あなたがたは聖なる会合をひらかなければならない。 いかなる労働もしてはなあらない。あなたがたは七日間、主の祭りを祝え。(29:12)そしてこれは、仮庵の祭りにおいてささげられるいけにえについて記されてあります。仮庵の祭りはもともと、イスラエルが約束の地に入るまで、神が彼らを守って下さったことを祝う祭りです。この期間中、彼らは仮庵の中に住み、イスラエルを守られた神のことをおもいおこすわけです。
主の祈り:主よ、あなたの恵みを感謝します。いつもあなたの声がきけるよう、聖霊様をとおして、聖書の言葉をとおして、私たちが耳をすましていれるように導いてください。素晴らしい全能の神様、感謝します。アーメン
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