『主へのささげ物の規定』
これまでいろんなところで記されていた「ささげ物の規定」がまとめて述べられている。どうして何度も、何度も「ささげ物の規定」が記されているのかというと、イスラエルの民が約束の地に入ってからも、彼らをエジプトから贖い出してくださった神を覚えることだったのである。
26章で記されているようにエジプトから出た20歳以上の男子はみなヨシュアとカレブ以外全員死にました。今そこにいたのは新しい世代でした。彼らが約束の地に入るのです。彼らが忘れてはならなかったのは、彼らの父祖たちが経験した神の恵みを忘れないことだったのです。
主に献げる食物のささげ物には、三つの種類が述べられている。
1.全焼のいけにえ(子羊を朝と夕に献げる)
2.穀物のささげ物(オリーブ油を混ぜた小麦粉)
3.注ぎのささげ物(強い酒-ぶどう酒)
これらは常共のささげ物で毎日朝と夕暮れにささげなければなりませんでした。今日で言うならば、私たちの毎日のディボーションのことを意味していて、みことばで養われたからだを、毎日献げることだといわれている。
その他にも、安息日ごとのささげ物、新月の祭り、春の祭り、初穂の祭り(七週の祭り)にささげ物を献げなければならなかったのである。これらのことは神への献身、神への感謝を表すものだったと言われています。
イスラエルの民に求められていたのは、神へのいけにえをささげることによっていつも神を礼拝し、神に感謝することであった。現代の私たちは、主イエス・キリストの十字架の贖いによって、心から感謝して自分自身を礼拝にささげることである。
「あなたがたのからだを、神に喜ばれる、聖なる生きたささげ物として献げなさい。それこそ、あなたがたにふさわしい礼拝です。」ローマ人への手紙12章1節(抜粋)
愛する天の父なる神さま。心から喜んで、感謝して、私自身をあなたにささげる礼拝をもつことができますように導いてください。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン
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