『神の主権のもとの生活』
エジプトを出て2年目、神様は人口調査を指示された。20歳以上のイスラエルの子で戦に出ていける者の人数は603,550人(1:46)、レビ族、女子供を合わせたらどれほどになるだろう。当時よくもこんなに大勢を、なんのソーシャルメディアもない状況で情報をいきわたらせていたものだと思う。それまでは、なんの統制もされずに進み、宿営していたと思うが、これから約束の地に入って行くために、神様は敵との戦いに備え始められた。
第2章で神様は、それぞれ自分たちの旗のもと、会見の天幕の周りに宿営しなくてはいけないとおっしゃられた。神様はレビ族を天幕の周りに、その他の一族は、3つの一族をひとつの塊として天幕を中心に東西南北4か所に配置された。そして、それぞれの一族に族長を任命し、レビの助手とされた(1:5)ということだから、神様からのお告げは、この族長を通してそれぞれの軍団に伝えられたのだろう。そして進むときは、ユダの旗の者が先頭に立ち、その後に続く軍団も、神様のおっしゃる順に軍団ごとに進むようにと指示される。天幕は宿営するにも、進むにもいつも軍団の中心に置かれた。
こうして、神様が名指しではっきりと役割を示し、神様ご自身がこの途方もない数の軍団のリーダーとして率いてくださった。
これほどの人数に加え、いろんな考え方の人、体力的な違い、神様を思う思いの違い、いろんな人がいる中でまとめていくのは、人間には不可能だ。だからこそ、神様は神様を自分たちの生活の中心に置くこと、とどまるにも進むにも神様を中心にしなさいと教えてくださっているのだなと思った。召しも神様が与えて下さり、どんな召しを与えられても、神様につながり、行うことを教えて下さっていることを感じた。この世には神様の働きを邪魔しようとする力も働いている。人間の浅はかな考えでは、すぐにそういう働きに飲まれてしまうだろう。自分自身が神様と日々つながり、神様とともに歩むことが大事だよと語られていると感じた。
この神様の軍団は今の教会の集まりに置き換えることができるかもしれない。神様を中心に、それぞれが神様に与えられた召しにしたがって、神様に仕えていくのだ。到底まとまりそうにない集団も、それぞれが神様の方を向いていたら、うまくバランスとってまとまることができるように神様が導いてくださるのだろう。
天のお父様、今日のみことばを感謝します。神様がこの時代の人たちを昼夜問わず守り導かれたように、今も私たちのそばで守り導いてくださっていることを感謝します。私が自分のやり方に捕らわれず、あなたの御心を求め、行えるように助けてください。あなたが建てられた一つ一つの教会を祝福し導いてください。イエス様の御名によってお祈りします。アーメン
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