コリント人への手紙第二 10章
9章で語ったパウロの柔和な語調から、10章はかなり厳しい語調になっている。それもそのはず10章を読んでいて、パウロはかなり激しく非難されていることが述べられている。
パウロのことを、顔を合わせているときはおとなしいのに、離れていると強気だとか、手紙は重みがあって力強いが、会ってみると弱々しく、話しは大したことない等と彼らの高慢さにさすがのパウロも語らずにはおられない状況だったということを思わせられました。仮にも、パウロは神の使徒であるのによくもまあそういうことが言えたものだと思う。彼の使徒としての権威は、あらゆる不従順を罰する用意ができていることだったが、彼は、愛ゆえにその権威を使わなかったのです。それは、倒すためにではなく、立てるために主が与えられた権威であるということを確信したからである。パウロの愛と忍耐が示されました。
私達教会生活においても言えることである。牧師と信徒、信徒同志などの間で起こりうる問題などはすべて立てることを忘れて倒そうとすることを優先にしてしまった時に起こるのである。そうならない為にも17節、18節のみことばをいつも心に持ちつづけていけるようになることが大切なことではないでしょうか。
「誇る者は主を誇れ。」17節
「自分自身を推薦する人ではなく、主に推薦される人こそ本物です。」18節
愛する天の父なる神さま、私もあなたに推薦される本物の人になれますように導いてください。感謝して主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン
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