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2023年1月20日 ディボーション

コリント人への手紙第二 1章 


『慰めとパウロの思いやり』


 使徒パウロがギリシャのコリント教会に宛てた手紙です。パウロは、コリント教会の分裂と不和など色々な問題に対処しようとし、前のコリント人への手紙第一を書いてテモテを遣わし、その後彼もコリントを訪れました。でも、その後、ユダヤ主義者によるパウロへの反対、中傷が強くなり、こうした状況をパウロは憂えて、テトスを派遣します。戻ってきたテトスから、コリント教会の悔い改めを聞いたパウロは、安堵はするものの、まだ居残っている反対者への対応のために再びコリントを訪れる計画をし、それに先だちこの第二の手紙を書いています。


「神は、いかなる患難の中にいる時でもわたしたちを慰めて下さり、また、わたしたち自身も、神に慰めていただくその慰めをもって、あらゆる患難の中にある人々を慰めることができるようにして下さるのである。」(4節)


 自分自身が、患難に遭遇し、「兄弟たちよ、わたしたちがアジアで会った患難を、知らずにいてもらいたくない。わたしたちは極度に、耐えられないほど圧迫されて、生きる望みをさえ失ってしまい、心のうちで死を覚悟し、自分自身を頼みとしないで、死人をよみがえらせて下さる神を頼みとするに至った。」と書いているパウロ。(8、9節)

 全てを益として下さる私たちの主に信頼し、明日のことを煩わず、心の平安の中にあって日々歩んでいきたいものです。


 コリント人への手紙第一の16章5&6節で語った旅行の計画を変更し、後にコリントを訪れるパウロ。「わたしたちはもう一度恵みを得させたいので、まずあなたがたの所に行き、それからそちらを通ってマケドニアにおもむき、そして再びマケドニアからあなたがたの所に帰り、あなたがたの見送りを受けてユダヤに行く計画を立てたのである。」(15、16節)


 パウロは、「わたしは自分の魂をかけ、神を証人に呼び求めて言うが、わたしがコリントにいかないでいるのは、あなたがたに対して寛大でありたいためである。」(23節)「わたしたちは、あなたがたの信仰を支配する者ではなく、あなたがたの喜びのために共に働いている者にすぎない。あなたがたは、信仰に堅くたっているからである。」(24節)パウロのコリント人への計り知れない愛と思いやり、彼自身は、あまり裕福ではなく、職人としてのわずかな収入で生活をし、口の達者な使徒ではなく、指導者として高く評価しなかった教徒もいたようですが、彼の全き信仰を見習いたいものです。


 父なる神様、今日のみ言葉をありがとうございます。あなたのはかりしれない慰め、そして、平安を与えてくださることを感謝します。そして、いつも私たちと共にいて下さる恵みを忘れずに、日々歩んで行きたいと願います。アーメン


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