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2022年3月20日 ディボーション

伝道者の書 3章


「すべての営みに時がある。」


 2章までにでてきた聖句「空しさ」から一変してなんだか息抜きができるような聖句へと変わっていく。この三章は有名な「時の詩」と言われているそうだ。「~するのに時がある。」人間が意図的に行う行為が28のみことばで列挙されている。その中で示されたことは、3節の「殺すのに時があり、癒すのに時がある。」で、殺すのに時がある とはどういうことかというと、人を殺すのに時があるという物騒なことではないということだ。人の命が取り去られることにも時があると言われているのだ。それは、事故、戦争などすべての営みの中において起こることである。「命とは時間である。」と、かの有名な方が語られたことが思い浮かんできた。私達の人生のすべては神の時の中で満ちているということである。神の内に生き、動き、存在しているということである。神の時を待ち望むことが重要であるということだ。今のウクライナの人々がこのことに対してどう受け入れられるだろうかと思わされた。

 自分がウクライナの戦場の中にいて、冷静になって「神の時」を受け入れられるだろうかと問われたら、それは無理である。戦争を知らない私にとって、いきなり戦火の中に遭遇せざるを得なくなった時に果たして何人が冷静になって「神の時」を受け入れることができるだろうか。ウクライナの人々の為に「神の時」が一日も早く起こされるように日々祈るだけである。

 そして、11節の「神のなさることは、すべて時にかなって美しい。」と、喜びをもってそのみことばの実感に触れることができる日を待ち望むだけである。


「私は、神がなさることはすべて、永遠に変わらないことを知った。それに何かを

   つけ加えることも、それから何かを取り去ることもできない。人が神の御前で恐れる

   ようになるため、神はそのようにされたのだ。」14節


 箴言30章6節にも述べられていて、水曜日の祈祷会で関牧師による解説があった。神のみことばに付け足す事をしてはいけない。付け足すことによって人と人の争い、戦争が起こる結果となっていくのである。人は自分勝手に何かと付け加えようとするものである。私自身も多々にある。クリスチャンはそうしなければならない、こうすることはいけない、といつのまにか「ねばならない」という律法主義的になっていることに気づかされて悔い改めることがある。私達は、神の一方的な愛によって、イエスキリストを信じる信仰によって救われたのだから、なにも付け加えたり、取り去ることもしなくてもいいのである。ただ、神のなさることは永遠に変わらないことを信じて、神を恐れて生きること、神の計画に従って生きていくことであるのだ。それが「神の時」に従って生きる人生ではないだろうか。



祈り:

愛する天の父なる神様。あなたの御名を心からほめたたえます。

このレントの期間に私達が救われたのは、イエスキリストを信じる信仰のみであることをしっかりと胸に再度刻印させて下さってありがとうございます。イエス様の一方的な愛を知らない多くの人々に伝えることができるようにどうぞ私を用いてください。また、ウクライナの人々の為に、どうぞ憐れんでください。一日も早くあなたの時がきますように祈って待ち望みます。そして、プーチン大統領が神を恐れて、悔い改めて、平和を愛する人に変えてくださいますようにお祈りします。感謝して主イエスキリストの御名によってお祈りします。アーメン



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