top of page

2022年2月27日ディボーション

  • hccnichigo
  • 2022年2月27日
  • 読了時間: 3分

箴言 13章


「知恵のある子は父の訓戒を聞き、嘲る者は叱責を聞かない。」1節


 私の家は父と母が商売をしていた。小さい頃の思い出は、父と母が額に汗して一生懸命に働いているのをみて育ってきた。働いている時の父の顔はとても怖かった。とても神経がピリピリしているのが伝わってくる思いだったけど、でもその働いている父の姿には生気がみなぎっていて何か感動するものがあった。近ずけなかった。私は、そのような両親をみて自分にできるのはなにかといつも考えさせられていた時があった。両親は、勉学などは教えることはできなかったけれど、働くことがどんなものであるかを私に教えてくれたのだ。叱責もあったけど、その時はただ黙って受け入れたことを覚えている。そのようなことがあったおかげで社会にでて頑張ってやってこられたのである。今では、昔を振り返る時に親に感謝の気持ちで一杯である。親の訓戒、叱責はけっして無視してはいけないのだ。なぜなら訓戒と叱責は、神が、私達を神の似姿へとかえられていく段階の途上にあるからだ。


「自分の口を見張る者はたましいを守る。唇を大きく開く者には滅びが来る。」3節

 自分の発言を警戒し不適切な発言をしないように注意して言葉を発する人は自分の命を守ることができる。しかし、自分が語った言葉がどのような結果を招くのかを考えずに発言すればこの言葉によって自業自得な道を歩む羽目になると解釈されている。


「軽率に話して人を剣で刺すような者がいる。しかし、知恵のある人の舌は人を癒やす。」           箴言12:18


「口に入る物は人を汚しません。口から出るもの、それがひとを汚すのです。」                                 マタイ15:11


などで述べられているように、口からでることばは重大なことである。相手の心を傷つける

ことになったり、不仲になったりすることも決して過言ではないだろう。自分自身もそういうことをして相手を傷つけたり、また、他者から傷つけられたりしたことが多々にあった。そのような時に知恵があたえられていたら、聖書のみことばにすがっていたら悔い改めて素直に謝ることができ、また、他者を赦すことができるようになっていくのではないだろうか。他者に対して良いことばを語り続けるということはたやすいことではない。特に肉親に対してそうである。なぜなら、肉親にはことばを考えず、選ばずに発言してしまうから。発言したことばによってお互いが傷の擦り合いになってしまうのである。知恵のあるみことばに触れていけるような日々にしていただけるのは、イエスの教えに、聖書につながっていくことを優先すること以外に他はないのである。


祈り:

ご自愛深き天の父なる神様。あなたの御計画は偉大なものです。人智をはるかにこえたものです。私達への訓戒と叱責は私達を神のにすがたへと変えてくださる段階の途上であることが示されて、心から感謝しています。あなたからの訓戒と叱責を決して無視することなく常に受け入れて、あなたの御声に耳をかたむけていくことができますように助けてください。他者に対して愛をかたれる舌につくり変えて下さい。感謝して主イエスキリストの御名によってお祈りします。アーメン

 




 
 
 

最新記事

すべて表示
2025年11月10日 箴言31章

『バテシェバ』  ダビデ王の姦淫相手であるバテ・シェバの人柄ついては、聖書はあまり多くは語っていないので、想像するしかないのですが、サムエル記第二11章に、ダビデ王が王宮の屋上から、からだを洗っている非常に美しい女性を見たところから、始まり、彼女が妊娠したことをダビデ王に告げる。悪妻説では、彼女がわざとからだを洗っている姿を見せたのではないか、と言う説と、いやいや、この時代では、王の命令は絶対で、

 
 
 
2025年11月9日 箴言30章

「神のことばに付け足しをしてはならない。  神があなたを責めて、  あなたが偽り者とされないために。」6節  聖書(旧約、新約合わせて66巻)は、すべて神の真理のみことばです。それは私たちに向けられている神からのメッセージです。その神のことばに付け足すこと、取り除くことは誰もできません。なぜなら、そのようなことをする者には神の試練があるからです。申命記4:2,ヨハネの黙示録22:18~19にも述べ

 
 
 
2025年11月8日 箴言29章

この箴言29章を読むとき、私は「感情をどう扱うか」ということを考えさせられます。 「愚かな者は感情のすべてをぶちまけ、知恵のある人はそれを内に収める。」(11)    私は、思ったことを素直に言葉にしてしまうところがあります。悪気があるわけではなく、ただ正直に感じたことを伝えたいだけなのですが、その言葉が思わぬ誤解を生んでしまうことがあります。  一方で、怒りや悲しみのような強い感情が湧くと、言葉

 
 
 

コメント

コメントが読み込まれませんでした。
技術的な問題があったようです。お手数ですが、再度接続するか、ページを再読み込みしてださい。
bottom of page