箴言 6章
箴言6章で述べられているのは3つの諭しについてである。
第一に、保証人になることへの警告が述べられている。ちなみに、保証人になったばかりに毎年2万人の連帯保証人が自己破産し、年間3万の自死者の内、多くは連帯保証人がらみだと見られているそうだ。そういう悲劇を避けるためにも、私達は思慮深く判断して箴言の語るように勇気を出して「ノー」と言えることを学びとりたい。
第二に、真面目に働き自分自身を教えること、又、主の憎むもの忌み嫌う七つのことが述べられている。怠け者は、蟻のところに行き彼らの働きをみて、知恵を得なさいと語っている。日々の積み重ねで人生の大きな相違が生じる。人は、それぞれ自分の目的をもって生きることを学ばなければならない。そして、主ご自身が忌み嫌う七つのものとは、
「高ぶる目、偽りの舌、咎なき者の血を流す手、邪悪な計画をめぐらす心、悪へと急ぎ走る足、まやかしを吹聴する偽りの証人、兄弟の間に争いを引き起こす者。」箴言16節から19節に述べられていることすべては、人や物事に対する姿勢である。つまり、物事への姿勢を学び直さねばいけないということである。私もまだまだそれらの物事への姿勢を学び直さなければいけないことが多々にある。父の命令を守り、それをいつも心に結び、首に結びつけていきたいものとなりたい。私の主人は、自分が何かにつけてズルした時には手首に輪ゴムをしたのを思いっ切り弾くそうだ。そしたら、その痛みで二度と同じズルをしなくなるということらしい。
第三に、女性関係についての慎みを述べている。
特に姦淫については手厳しく語っている。姦淫された者が復讐するとき、容赦しない。どんな償いものも受けつけず、多くの贈り物をしても、受け入れない。十戒の学びでも語られたように、姦淫の罪は、神の創造の秩序と祝福を根底から否定し、破壊する行為で、神に対する罪は、その人間が営む社会、人間関係に直接影響を与えると学んだ。つまり信頼関係が崩れてしまうと社会も崩壊していくことになるということだ。夫婦の信頼関係、親子の信頼関係、友達との信頼関系、恋人との信頼関係、職場の上司、同僚との信頼関係、等々とある。その中のどの信頼関係も崩れてしまってはいけないことだということである。
この社会で生きて行くことで大切なのは、人と人との信頼関係を大切に培っていくことではないだろうか。それが、神が、私達に強く望まれておられる教訓の一つであることを示された。
祈り:
愛する天の父なる神様。
心からあなたの御名をほめたたえます。今日の箴言のみことばをありがとうございます。
「命令はともしび、おしえは光、訓戒のための叱責は、いのちの道であるからだ。」23節
主の命令に聞き従い、主のおしえをしっかりと学び、主の訓戒のための叱責を受け入れることができるように、弱いこの私を変えてください。導いてください。感謝して主イエスキリストの御名によってお祈りします。アーメン
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